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RCCM試験の択一 過去問と出題傾向/問題4-1 共通基礎技術

この記事は、RCCM試験の択一問題、問題4-1 共通基礎技術問題
の過去問と出題傾向を掲載しています

RCCM試験の択一問題は、2021年度(令和3年度)以降、出題問題は公開されていません。
そのため、それ以前の出題頻度の高い問題について、しっかりした対策が求められます。

2008年(H20)~2019年(R01)の12年度分の出題から、重点項目集とワンポイント解説を作成しています。
出題傾向の分析表から何をやるべきか、試験対策の優先順位がハッキリわかります。

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◇ 測量、土木材料、構造力学

測量


RCCM4-1  H30-01  H26-01  H23-01

平面図の面積
 
縮尺1/500の平面図において面積が400cm2ある場合、実際の面積を求める。
実際の面積 = 平面図の面積×縮尺分母値^2 = 400×500^2 = 10,000 m2
 
≪ワンポイント解説≫
400cm2の正方形として考えると20cm × 20cm = 400cm2
1/500なので、実際の面積は(0.2m×500)×(0.2m×500)=10,000m2
 
 
RCCM4-1  R01-02  H28-01
地形図の標高
地形図において標高30m(A点)と標高40m(B点)の等高線の間にあるP点の標高を求める。
・等高線の間隔(AB)とAPの距離を比例配分する
 P点の標高 = (標高B-標高A)×(距離AP/距離AB)+標高A
      = (40-30)×(15/20)+30 = 37.5 m

地形図の標高

≪ワンポイント解説≫
比例配分することで容易に解くことができる。
距離20m進むと10m高くなる → 距離15m進むと7.5m高くなる


RCCM4-1  H29-02  H25-01  H21-01
平面図の距離
 
縮尺1/500の平面図において2点間の長さが8cmある場合、現地での実際の距離を求める。
実際の距離 = 平面図の面積×縮尺分母値 = 8×500 = 4,000 cm = 40.0 m
 
≪ワンポイント解説≫
8cm × 500 = 4000cm =40m
 
 
RCCM4-1  H28-02  H25-02  H24-02  H20-02
地形図の標高基準と標高表記
 
・国土地理院発行の地形図1/25,000図、1/50,000図の標高の基準は、
 東京湾平均海面(T.P.) である
・標高の表記における「TP+15m」とは、東京湾平均海面から15mの高さを示す
 
≪ワンポイント解説≫
TPは東京湾平均海面のことである。TP=Tokyo Peil。
YPは利根川水系水位基準のことである。YP= Yedogawa Peil。
APは荒川基準水面のことである。AP=Arakawa Peil。
日本水準原点はTP+24.39m。
 
 
RCCM4-1  H29-01  H26-02  H23-02
等高線の一般的性質
 
・等高線とは、「等しい高さを結んだ線」である
・緩傾斜の所は、急傾斜の所に比べて等高線間隔は広くなる
・傾斜が一様な所では、等高線間隔は等しい
・1本の等高線は、通常の場合閉合する
・図面内で閉合する等高線の内部は、凸地か凹地である
 
≪ワンポイント解説≫
等高線は、緩傾斜の所は、間隔は広くなり、急傾斜であるほど狭くなる。

サンプル 出題傾向表

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