見出し画像

2級 学科試験 過去問と出題傾向/施工管理法、法規/建築施工管理

この記事は、平成22年度~令和2年度の
2級建築施工管理技士検定の学科試験、「施工管理法、法規」
の過去問と、出題分析表と重点項目集を掲載しています。

過去問を徹底分析して、出題頻度の高い問題を抽出しています。
出題分析表と重点項目集から、試験対策の優先順位がハッキリわかります。

出題分析表を見れば、どのような問題が、どれくらいの頻度で出題されているのか、一目瞭然です。
重点項目集では、出題年度や出題回数を記入しています。

必要な分だけ印刷して持ち運べば、いつでも何処ででも、
通勤中や業務の合間に、効率的に勉強できます。

次の関連記事があります。
2級 学科試験 過去問と出題傾向/建築学等、設備その他/建築施工管理
2級 学科試験 過去問と出題傾向/施工躯体、施工仕上げ/建築施工管理
2級 学科試験 過去問と出題傾向/施工管理法、法規/建築施工管理


施工管理法1/2級 学科試験 過去問と出題傾向


施工計画

施工計画全般

2建築 学科  R02-34 R01後-34 R01前-34 H30後-34 H30前-34 H29-27  H28-26 H27-27  H26-26  H25-27  H24-27  H23-27
仮設計画
・作業員詰所は、管理や連絡がしやすいよう、なるべく工事用事務所の近くに設置する
・作業委詰所は、大部屋方式とすることで、作業員や職種数の増減に対応ができる
・機能が異なるため、事務所は監理者用と施工者用でそれぞれ分ける
・アセチレンや酸素などのボンベ類の貯蔵小屋は、直射日光を遮る構造とし、通気をよくする
・溶剤や塗料等の保管場所は、通気がよく、施錠できる場所とする
・ハンガー式門扉は、上部に網を張る構造とし、風圧と重量を軽減する
・ハンガー式門扉は、扉を吊る梁が低いことによって車両や積荷高さの制約を受けることがある
・仮囲いは、次のことを満たすように設置する
  周辺の地盤面から1.8m以上高くする
  出入り口は、人や車両の入退場の位置を限定し管理を行う
  出入り口は、施錠できる扉を設置する
  鋼板製の板塀や合板パネルなどの木製材料を使用する
  工事現場の敷地周辺の通用口の扉は、引戸か内開きとする
・所定の高さがあり、危害を十分に防止できる既に設置された塀がある場合は、その塀を仮囲いの代用とできる
・下小屋は、材料置場の近くに設置する
・下小屋には、水道や電力等の設備を設ける
・休憩所内は、喫煙場所を区画し、受動喫煙を防止する
・休憩所内の喫煙場所には消火器や換気設備を設ける
・工事現場から離れて工事用事務所を設置する場合、出先連絡所を工事現場内に設ける
・やむを得ず、発生した残材を高所から投下する場合は、ダストシュートを設ける
・工事用出入口が複数となる場合、メイン出入口に守衛所を設置し、その他には警備員を配置する
・ガスボンベを保管する小屋の壁の1面は開放とする
・ガスボンベ置場の開放されていない面の壁は、上部に開口部を設ける
・鉄筋コンクリート工事での工事ゲートの有効高さは、空荷状態の生コン車両を基準とする
・トラックアジテータが通行する工事ゲートは、有効高さを3.8mとする
・歩行者が多い工事用ゲートでは、車両の接近を知らせる標示灯やブザーを設ける
・傾斜地の仮囲いは、下端から雨水等が流出しないよう土台コンクリートを打ち、幅木を設ける
・前面道路の幅員を考慮して、工事用の出入口の幅は計画する

2建築 学科  R01前-35  H30後-35  H30前-35  H28-28  H26-28  H25-28  H23-28  H22-28
提出書類と届出先
提出書類とその届出先は次のようになる
・建設用リフト設置届 ……… 労働基準監督署長
・エレベーター設置届 ……… 労働基準監督署長
・ゴンドラ設置届   ……… 労働基準監督署長
・作業員寄宿舎の設置届 …… 労働基準監督署長
・建設工事計画届  ………… 労働基準監督署長
・特定建設作業実施届出書 … 市町村長
・建築工事届   …………… 都道府県知事
・建築物除却届  …………… 都道府県知事
・道路使用許可申請書 ……… 警察署長
・道路占用許可申請書 ……… 道路管理者
・特定建設資材を用いた対象建設工事の届出書 ……… 特定行政庁

2建築 学科  R02-35 R01後-35 H30前-35 H29-28 H28-27 H27-28 H26-27 H24-28 H22-27
材料の保管
・袋詰めセメントを保管するときは、風のあたらない場所で乾燥状態を保つようにする
・砂の保管は、周辺地盤より高い置場とする
・コンクリートブロックを仮置きするときは、床版上の1箇所に集中させない
・防水用の袋入りアスファルトの保管では、10段より多くは積重ねないようにする
・鉄筋は角材等の上に置き、地面と直接接しないようにし、シートをかけて保管する
・ALCパネルは、台木を水平に置き、その上に平積みで保管する
・型枠用合板は、シートを掛けて直射日光が当たらないように保管する
・木毛セメント板は、平滑な床に直接置かず、枕木の上に平積みで保管する
・アスファルトルーフィングは、湿気の影響を受けにくい乾燥した場所で、縦置きで保管する
・シーリング材は、密封状態にして雨露や直射日光の当たらない場所で保管する
・アルミニウム製建具は、縦置きにして、平積みを避けて保管する
・高力ボルトは、長さ別、ねじの呼び別等に整理して保管する
・高力ボルトは、乾燥した場所で保管する
・高力ボルトの箱は、積上げ高さを5段までとする
・壁紙の養生は、ポリエチレンフィルム等を用いて行う
・壁紙は、屋内で縦置きで保管する
・ガラスは、縦置きで保管をし、平積み保管はしない
・3~4m以上あるロール状に巻いたカーペットなどは、横置きで保管する

事前調査

2建築 学科  R02-33  R01後-33  H29-26  H27-26  H24-26  H23-26
施工計画と事前調査
施工計画の立案にあたり、必要となる事前調査は次のようなものがある
・根切り工事計画  … 道路の交通規制、地中埋設物の有無、道路や周辺地盤の高低調査
・総合仮設計画   … 敷地周辺の電柱や架空電線の現状調査
・解体工事計画   … 近隣の商店や工場の業種の調査、近接する建物や工作物の現況調査
・鉄骨の建方計画  … 材料搬入路、クレーン車等の進入経路等の調査
・地下水の排水計画 … 公共桝の有無と下水道の排水能力の調査
・山留工事の計画  … 試験掘削による土質性状の追加調査
・場所打ちコンクリート杭工事計画 … 敷地の形状・地中障害物・工事用水の供給施設の調査
・地下水位や水質、騒音工事の計画 … 近隣の商店や工場の業種の調査

次のものは、施工計画で必要な事前調査項目に該当しない
・防護棚の設置計画  … 敷地地盤の高低と地中埋設配管等の調査 ※無関係である
・鉄骨建方計画    … 日影による近隣への影響調査 ※日陰調査は設計時点で検討する

2建築 学科  R01前-33  H30後-33  H30前-33  H25-26
事前調査と準備工事
・地業工事で振動が発生する場合、近隣の工場や商店の業種の調査を行う
・既存の地下埋設物図面をもとに、事前に掘削調査を行う
・事前の地盤調査では、工事の計画をたてるのに不十分であった場合、追加調査を行う
・高さの基準点は、き損や亡失の可能性を考慮し2箇所以上設ける
・敷地境界標石があっても、関係者立会いの上、敷地境界の確認のための測量を行う
・相互チェックのための木杭ベンチマークの周囲には養生柵を設置し、複数個設置する
・ベンチマークは、堅固な既存築造物などに設ける
・地下水を掘削中に揚水する場合、周辺の井戸の使用状況の調査を行う
・敷地内の排水を行う場合、公設マスまで排水管の勾配が確保できるか調査する
・タワークレーンの各部が建物に干渉しない、旋回時に敷地外にジブや旋回体が出ないか確認する
・タワークレーン設置に伴う、電波障害の影響を調査する
・事前に大型車両の通行規制の調査を行い、工事車の通行経路を定める
・工事用車両の通行経路では、資材輸送の制約を定める
・防護棚設置時は、地中を掘削することは無いため、埋設配管の状況調査は不要である

出題傾向表のサンプル

出題傾向表のサンプル

ここから先は

28,659字 / 4画像

¥ 360

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?