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我が愛車について(後編)

前回、過去に乗り継いできた愛車を紹介した際に書き忘れたことがありました。

前回↓

https://note.com/3011248105605922/n/na6890d77b40e

アルファロメオ155Q4に乗ったことによりMTの面白さに目覚めてしまったのです。

なので、Q4以降はワゴンRを除いて、147前期はシーケンシャルMT(F1みたいにハンドルの横にパドルシフトが付いてて、レバー操作をしなくてもシフトチェンジが出来るMT)で、後期は通常のMTに乗っていました。

そして、147後期型の走行距離も岐阜と大阪の往復により、そろそろ故障が頻発して出費が嵩むような距離に達した時、当時の車事情を見回してみると気づいたことが…

やばい…今、流通してる車で自分の目的を満足させるMT車がない…orz

自分を満足させる条件、それは

1.楽器や機材を積むための十分な積載量

2.乗っていて楽しいMT

そして、何よりも

3.強烈な個性


どうしよう…、早く次を決めないと故障の嵐が迫ってくる…

自分で探してみたものの、有効なタマは見つけられず、仕方ないので大阪でお世話になってるアルファロメオの主治医(クルマ屋さん)に相談したところ

クルマ屋さん『あ〜、ちょうどウチの顧客の中でイタリアンのシェフをしてる人がいて、全然乗ってないイタ車の売り手を探してるから聞いてみましょうか?』

ワタシ『ちなみになんてクルマですか?』

クルマ屋さん『ムルティプラですわ〜。知ってます?』

え…?

ムルティプラだとぉぉぉおおおおお!?

ムルティプラ。めちゃくちゃ知ってます。実物は見たことなかったけど、イタ車の専門誌で何度か見かけた時に強烈な外見に若干ヒいた記憶が…w

気にはなったけど、なんせタマ数が少なくて中古車サイトで調べても、どれも走行距離が延びきった個体ばかりで、これから何年も乗るには厳しいから選択肢にはカスリもしなかったクルマ。それが、ムルティプラ。

鈍器で後頭部を往復ビンタされたような衝撃に耐えつつ平静を装い、クルマ屋さんに念のため聞いてみました。

ワタシ『でも、ムルティプラだったらもう15年くらい前に生産が終わったクルマだから相当な距離を走ってるでしょ?それなら候補に入らないんやけどね〜(やれやれという顔で)』

クルマ屋さん『いや、それがね。シェフの仕事が忙しくて屋根付きガレージに入れっぱなしの個体やから全然走ってないんですよ〜。確か3万キロも走ってないような…』

ワタシの耳がピクンっ!

クルマ屋さん『屋根付きのガレージに入れっぱなしだから20年モノの車とは思えないくらいピカピカですよ〜。興味があるなら今度ウチの店まで運んでおきましょか?』


というわけで、ムルティプラと初対面の日。

期待と不安が入り混じった、なんとも言えないドキドキした気持ちでお店に向かうと、お店からまだ150m以上離れてるにもかかわらず、一発で判りました…

その姿がコチラです

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うおおおおお、破壊力抜群WWWWWW

とりあえず、近所の道を試乗させてもらうことに。左ハンドルのMTは155Q4以来だったので緊張しつつもシフトを1速に入れるとコクっと小気味よく入る。気持ちいい。低速ギアのトルクもあって、デカい図体の割に小さい1600ccというエンジンでも気にならない。あ、これは楽しいクルマや…

もうその時点で9割9分決まりでしたね。お店に帰って、オーナーさんに買いたい意向を伝えてもらう約束をしました。

その時には装着していなかったカーナビを付けたり、いくら走ってないとはいえ経年劣化する部品が山ほどあるので、それを全部交換してもらい、後方駐車の時にぶつけたくなかったのでバックカメラもつけたり、

結局は中古車とは思えないほどの経費がかかりましたが、納車してから3年経った今でもムルティプラに乗っててよかった〜♪と思える日々が続いてます。


では、ワタシが愛車に求めていた条件を改めて紹介していきましょうか。まず、

1.楽器や機材を積むための十分な積載量

ムルティプラって、運転席以外の全ての席が取り外し可能なんですよ。もちろん助手席も。なので、必要に応じて巨大なラゲージスペースが出現します。

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めちゃくちゃ積めます!!!完璧っ!!!


2.乗っていて楽しいMT

前述したように、シフトの入り具合が絶妙に気持ち良い。自分がこの車を操作しているんだああ、と思わせる見事なフィーリング。そして、油断するとたまにシフトノブがスポッと抜けるアクシデント付き!w

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最初は死ぬほどビックリしたけど、慣れれば平気ですwコツを掴めば抜けることもありませんし。とにかく、乗ってて飽きないw


3.強烈な個性

このジャンルに関しては比肩するクルマはそうそういないでしょう。なんと言ってもこの顔面。

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カエルかっ!?

なんでそんなにハイビームとロービームとフォグランの位置が離れてるねんっ!?www

そして、個性的な席配置。日本でありがちなミニバンって2席✖️3列の6人乗りがポピュラーですよね。でもムルティプラって

3席✖️2列なんですよ

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これは楽しい!www個性強すぎwww

このせいで横幅が異様に広いんですよ。慣れるまでは運転するのがヒヤヒヤものでした。

こういう強烈な見た目なもんだから、信号待ちしててもジロジロ見られまくりです。

おちおち鼻くそもホジれません(・∀・)←ほじるな


挙げていけばキリがないくらい魅力が詰まったムルティプラですが、全部書くとワタシの睡眠時間がどんどん削られていくので、今日はこの辺で。

従属的な奴隷ではなく、頼りになる相棒であるムルティプラの紹介でした!

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