DJのはじめかた
こんにちは。「しぐは」と申します。
本記事では、
「誰でも簡単にDJを始められる方法」を紹介したいと思います。
まず私の遍歴を紹介します。
作曲・DJともに高校3年生から始め、
作曲活動、AppleMusicやSpotifyでの楽曲配信、都内のクラブに出演など、
大学時代を通してDJ活動を行っていました。
今は社会人一年目で、細々と作曲・DJを続けています。
この記事を通して
「DJで活躍することはハードルが高くない」
ことが伝われば幸いです。
そもそもDJは何をしているのか
DJは、わかりやすくいえば
「曲と曲をいい感じに繋ぎ続けてクラブを盛り上げる人」です。
DJのスタイルとしては、
レコードをターンテーブルで操作するスタイルのDJもいますが、
近年ではUSBにあらかじめ曲を入れておき、
クラブにある機材にUSBを挿入して曲を読み込み
プレイするDJが多いと思います。
(機材が古いものでない限りは、USBが一本あればDJできます。)
曲と曲を繋ぐ仕組みとしては、
片方のターンテーブルに読み込んだ曲Aを流している間に、
もう片方のターンテーブルに読み込んだ曲Bを小さな音で再生し始め、
Aの音量を下げつつBの音量を上げていく、といったものです。
簡単に聞こえますが、タイミングの合わせ方などは難しく、
曲を繋ぐには以外とコツが必要です。
まずやること
DJを始めるのに必要なことは、たった二つです。
①DJ機材、rekordbox(DJソフト)を購入する
②MIX公募に応募する or クラブに通う
以下に詳しく紹介します。
①DJ機材、rekordbox(DJソフト)を購入する
まずはDJスキルを身につける必要があります。
DJをする際にクラブでぶっつけ本番では困りますから、
家でも練習したいところです。
その上で、
初心者が購入する機材として間違いないものは
ズバリこちらのPioneerDJ DDJ-400です。
こちらは無償でrekordboxというDJの必須ソフトが同梱されていて
この価格です。
高いと思った方もいるかもしれませんが、
機能・価格を考えれば、
DJ機材の中ではコストパフォーマンスは最高と言えます。
DJを始める人は、
必ずこの機材を通っていると言っても過言ではないでしょう。
クラブに置いている機材よりも小ぶりですが、
充分に機能の盛り込まれたコントローラです。
(自宅で操作できるDJ機材のことを、コントローラということがあります。)
その機能の充実っぷりについては、
下記記事に詳しいのでご参照ください。
購入後の具体的な流れとしては、
お手持ちのPCにrekordboxを導入
↓
rekordboxに音楽ファイルを取り込む
↓
PCとDJ機材(コントローラ)を接続
↓
rekordboxのPerformanceモードで、
DJ機材を用いて練習をする
↓
rekordboxのExportモードでUSBに楽曲を同期する
↓
USBをクラブに持っていき機材に挿入、DJをする
といった具合です。
もしかすると、
紹介した機材の価格を見てDJを諦めてしまった方もいるかもしれません。
そんなあなたには、
PioneerDJが提供するWeDJという無料アプリがおすすめです。
紹介した記事はiPhone向けですが、Androidでも配信されているアプリです。
端末の本体に保存している音源を用いて無料でDJをすることができます。
CDでも、iTunesでの購入でも、
どこかでフリーダウンロードした場合でも、
とにかく何かしら音源を持っているという方には、
まずこのアプリでDJを体験してもらうことをお勧めします。
(ネットでフリー配布されている音源を落とし、スマホに取り込んで、
このアプリでDJをする、というのが考えうる限り一番安いです。
というか無料です)
余談ですが、
WeDJではSoundcloudやBeatportなどオンライン上の音源を使って
DJができるようになったとのことです。(有料ではありますが。)
つまりDJをする際に、
音源をいちいち買うという概念が無くなるかもしれないということです。
便利な世の中になりましたね。
【有線のヘッドホンまたはイヤホンについて】
ヘッドホンは家での練習時にはなくても良いですが、
クラブでの出演の際は必要となります。(イヤホンでも可能です。)
また、お持ちのヘッドホンのプラグがステレオミニプラグの場合は、
ステレオミニプラグ→ステレオ標準プラグの変換プラグを購入した方が良いです。
なぜなら、クラブに置いてある大きいDJ機材(CDJ)では、
ステレオ標準プラグしか受け入れていないためです。
また、もし新たにヘッドホンを購入する場合には、密閉型(遮音性が高いもの)が
良いかと思います。
DJは爆音でフロアに音楽を流している間に次に流す曲を選曲したり、
BPMを変更しながら試聴する必要があります。
したがって音質にこだわるよりも、
ヘッドホン内の音に集中できる方が良いパフォーマンスができるというわけです。
【スピーカー について】
スピーカーについては、無くて大丈夫です。
私はMacBookから直接出る貧相な音響だけで
3年近く家でのDJ練習を行なっていましたので、
無くてもDJにはなれます。そもそもスピーカーは高い。
もし購入したいのであれば、店舗で安価なスピーカーから順に試聴していき、
「音の違いが分からなくなってきた!!」と思ったタイミングで
それを購入したらいいと思います。
ちなみに私はKRK RP5G4というスピーカーを使っています。
周りにこれを使っている人が多かったので、つい最近購入しました。
ペアで買うとそこそこ高額なので、「DJやってみようかな」という人が
最初からこの価格出す必要はないのかなという感じです。
次の項目では、
実際にクラブでDJをさせてもらうための手順を紹介します。
②MIX公募に応募する or クラブに通う
【MIX公募に応募する】
MIXとは?
公募って何?
という方のために用語の説明をします。
MIXとは、自宅でDJ機材を使って曲と曲を連続して繋ぎ合わせ、
短いものだと15分、長いものだと数時間程度、
自分のDJを録音した音源のことです。
(あるいは、曲を繋ぐ行為そのものをMIXといいます。)
公募とは、30分程度のMIXを広くSNS等で募集し、
その人の選曲センス、MIX技術をイベント主催者が見極めることで、
自分のイベントに出演してもらうDJを選定することをいいます。
↑自分が個人的に投稿したMIXの一例
MIXの公募は、TwitterをはじめとしたSNSで頻繁に行われています。
いきなり公募から有名クラブに出演することは難しいかもしれませんが、
DJとのコネクションが元々ない場合には、この手段は有効でしょう。
【クラブに通う】
これは正確には、
クラブにいるDJ達と仲良くなるということを意味しています。
DJは、よく現場に顔を出してくれるお客さんを大事にします。
DJとコミュニケーションをとり、仲良くなっていくうちに、
出演のお誘いを受ける、あるいは、あなたの「DJをしたい!」という
要望を受けてくれることがあります。
私の周りではこのパターンでDJデビューを飾る方が多いです。
またこのデビューの仕方のメリットとして、
DJ陣もあなたのDJ技術にある程度目を瞑ってくれる可能性があります。
作曲(DTM)界隈となると現場にいらっしゃらない方も多いですが、
DJ界隈では対面での関わりが重要です。
まずは純粋にクラブを楽しみ、機を見てDJの方に出演をお願いしてみましょう。
(当然ながら、アットホームな雰囲気のイベント、
新メンバー募集を公言しているイベントの方が、
DJをしたいということを伝えやすいと思います。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
①、②と順に紹介しましたが、この順序が逆の場合もあります。
例えば、出演が決まった後、急いでスタジオ等で(付け焼き刃的に)練習し、
DJデビューを飾る方もいます。
イベントによっては、DJの技術をそこまで求められない場合もあるのです。
クラブに行った経験がなく、対人関係に不安があるのであれば、
まずは公募にチャレンジしたいという方もいると思います。
あるいは、こんな時期ですから、実際にクラブに足を運ぶよりは
DJ配信で注目を集めたいという方もいらっしゃるでしょう。
長々と書きましたが、あくまで基礎的なことをなるべく丁寧に書いただけです。
ここに記載した手段に留まらず、
あなたにフィットしたスタイルでDJを目指してください。
以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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しぐは