臭いものに蓋をする本当の理由。
くぅぅぅぅぅぅぅぅー!!
臭っさぁぁぁぁぁ!!!
こんな小汚くて鼻ちゅまみなトイレ。未だにあったの?!
という話しではなく、今、見ている韓国ドラマが臭過ぎる。わざとらしくて総毛立つ。あかん、見るに耐えかねるわ。こっちが恥ずかしくて赤面してしまう。けど、耳を赤く染めながらも見るのをやめられない(好きにして)。
わたくしの個人的な見解であるが、韓国ドラマは2014年から2016年にかけて、大きく転換期を迎えた。いわゆるマクチャンドラマ、泥沼復讐劇からの脱却だ。このドラマは、制作が2016年なので脱却組だとの思い込みがあり、足元を救われた。
まずはじめに。マクチャン臭がプンプンするので、主役の男女が見つめ合うシリアスなシーンが多い。そして、ヒロインがなぜか蹴躓くので、その度、男性が社交ダンス決勝のように回転しながらヒロインを抱き止める。あわやキスシーンか…!きゃおーんという場面展開だ。
モンダイは、その回転シーンが突如スローモーションになった後、カメラが二人を軸にしてグルグルと円を描く。
いやいや回るのは主役の二人だけでええやん。しかもそんな、徐々に回転スピードあげたら視聴者も目ぇまわるわ。
そして決め手はBGM、音楽だ。
ピアノ1本。しかも悲劇的な高速アルペジオて、どないよ。
わかりますか、アルペジオです。今どきでしたら、歯医者さんや個人病院の待合でオルゴール音楽が流れているあの感じですわ。昭和な例えで申しますと、アコースティックギターをかき鳴らす「禁じられた遊び」とかね。
バッ!と一斉に鳴らすのではなく、ピロロンパロロンと1つひとつ鳴らすんですよ、ドレミファソーを。輪唱みたいにしてね。
なぁ? まどろっこしくない?
え? まだピンと来ませんか?
歌詞で言うたらアレですわ。
”♪ドとレとミとファとソとラとシの音が出なーい♪”
え? そんなに? とっても大事にしていたのに? 僕の大好きなクラリネットなのに? パパからもらったクラーリネットなのに?!
ていうアレです。ほな最初から「ドレミファソラシの音が出ません」でよくないですか? 一回いっかい ”と” を音の間に入れ込むからどんだけ壊れてんねん、そのクラリネット。むしろ鳴る音あるんかいって心配するやんね。
あ、話しが逸れてしまいました。
冒頭に戻りまして、人間って。
臭いものに関心があるってことなんですね。