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shiori44yso
謎の電話、ミスターX。
それは突然にかかってきた。
一昨日の夕方18時半をまわった頃だっただろうか。
まったく見覚えのない番号だ。
暗記している番号など一件もないけどな。
登録していない番号なので知らん人やということだ。
ーいったい誰や?
ーいやだから、知らん人やし
知らない番号に出るとロクなことがないので、絶対に出ない。
これが出先だとやっかいだ。着信音を消していてもバイブレーションは意外と鳴り響く。
はやく止まっておくれと冷や冷やするのだ。
ほな、サッさと切れば?と思うだろう。
駄菓子菓子、相手にこちらの消息を知らせてはならない。あくまで着信に気づかないテイでやり過ごしたいのだ。そう、接触はあくまで限りなくゼロでな。
と、思考をめぐらすうち6コールでアッサリ止まる。
鳴りやんでから、いつも通り
着信履歴から番号をひろって検索をかける。
この手のやりとりにおいて、相手との関係性をキレイに断ち切っておくことが肝要である。
あ。
ヒットしたで、珍しく。
あ。修理に出してる時計屋さんやん、アタイのマーガレットハウエルを。
なんやねーん。
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