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読書をムダにしない!マインドマップノート術

何かを学ぶとき、多くの人が本を読んで勉強します。

本には著者の経験や知恵がわかりやすくまとめられているからです。

でも,
「本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう」
「本で読んだことをなかなか活かせない」

と感じていませんか?

本は読んだだけでは身につきません。

内容を理解して実践してこそ、得た知識を活用できるのです。

そのために、読書ノートをつけることをおすすめします。
マインドマップを使って読書ノートを取れば、本の知見を確実にあなたのものにできるでしょう。

今回は、マインドマップが読書ノートに向いている理由と、くわしいやり方をお伝えします。

読書後のアウトプットの必要性


本を読むという行動は、知識を自分の中に入れる「インプット」にあたります。

本を読むこと自体を楽しむならインプットだけでもよいのですが、本を読んで学びを深めたいとなると「アウトプット」も必要になります。

なぜなら、インプットとアウトプットの両方を組み合わせることで学びの効果が発揮できるからです。

インプットとアウトプットは両輪のようなもので、どちらか片方だけだとうまく前に進めません。

では、読書におけるアウトプットとはどんなことを指すのでしょうか。

  • 本を読んでわかったことをまとめる(書く)

  • 本の内容を誰かに伝える(話す、発信する)

  • 本を読んでわかったことをやってみる(実践する)

これらのアウトプットをすることで、本の理解が深まり、知識が定着しやすくなります。

つまり、本を読んで知ったことを自分のものにできるようになるのです。

マインドマップを使って読書ノートをとるのは「書く」アウトプットです。

書いてまとめておくと、誰かに伝えたり、実践したりするのが簡単になります。

「書く」アウトプットは最初のステップでもあり、次のステップにつながる大事なアウトプットです。

読書のアウトプット

マインドマップで読書ノートを取るメリット


読書のアウトプットの中でも特に大事な「書く」アウトプットをするとき、マインドマップが大きな助けになります。

上で「読書のアウトプット」を表した図がマインドマップです。無料で使えるエドラマインドを使ってつくりました。

マインドマップで読書ノートを取る4つのメリットをくわしく見ていきましょう。

1、内容への理解が深まる


マインドマップで読書ノートをとると、情報が整理されていくため理解しやすくなります。

複雑な事柄を説明するときによく図解が使われますよね。

マインドマップは文字で作る図解なので、情報の整理に役立つのです。

本の中の重要なエッセンスをひとめで見れて関係性がわかるのも、内容の理解を助けてくれます。

2、内容の復習がしやすい


マインドマップで読書ノートを作っておくと、復習がしやすくなります。

想像してみてください。

本の重要な部分にマーカーをひいたり付箋を貼ったりしたものを読み返すのと、マインドマップでまとめられたものを見返すのと、どちらが復習しやすいでしょうか。

必要な情報にすぐたどりつけるマインドマップは、後から見たときにも威力を発揮します。

3、内容が記憶に定着しやすい


復習しやすいことは、記憶に定着しやすいことにもつながります。

有名な研究に、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス忘却曲線があります。脳の忘れる仕組みを研究したものです。

復習なしの場合、時間が過ぎるとともに記憶は無くなっていきますが、もう一度同じ内容を復習すると脳への定着率がどんどん上がっていくというものです。

自分の知識として覚えておきたいものほど、何度も繰り返し復習することが大事です。

また、マインドマップにまとめる時にイラストや色を使うことでも記憶の定着を深められます。

マインドマップを提唱したトニー・ブザンの著書『ザ・マインドマップ』では、次のように述べられています。

色は脳を刺激し、脳細胞を活発に働かせるので、記憶力が高まる。

『ザ・マインドマップ』著トニー・ブザン

4、読むスピードが高まる


マインドマップにまとめることを意識しながら読書を進めることで、読むスピードが高まるメリットもあります。

「本を読んで得たい知識は何か」という目標を決めて読むと、重要な部分とそうでない部分を考えながら読めるようになるからです。

効率的に読書をしたい場合にもマインドマップは役立ちます。

マインドマップで読書ノートを作ってみよう


それではさっそく読書ノートをマインドマップで作ってみましょう。

先ほど紹介した、エドラマインドを使って説明していきます。

マップの種類はたくさんありますが、何にでも使える「放射状マップ」を選びます。

マインドマップの種類を選ぶ

まず、読んだ本のタイトルを中心のトピックに書きます。

今回は架空の本『マインドマップ読書術』を例にしていきますね。

本の表紙の画像や、読んだ日付、著者名なども加えると、あとから見返したときに思い出しやすくなります。

次に、本の各章で述べられている重要メッセージをサブトピックに書き出します。

本を読みながら書き出してもよいですし、本の目次にざっと目をとおしながら先に重要メッセージを抜き出しておくのでもよいです。

それぞれの章で重要だと思うことを、さらに細かく書き加えていきます。

エドラマインドでつくるマインドマップは、色を変えたり、矢印を書き加えたり、マークをつけたりと自分なりの編集ができるので、どんどん活用してみましょう。

たとえば、本には書いていなかったけれど読んでいて感じた感想を書いてみます。

そのまま書き加えると著者が言っていることなのか、自分の考えなのかが後から見たときにわかりづらいので、目がハートのマークをつけて区別してみました。

同じ内容を吹き出しで書き加えるとこんな感じになります。

後から見返したときに、自分が見やすい形をいろいろ試してみてくださいね。

また、サブトピックを自分なりにアレンジすることで、読書をより自分のものにする読書ノートになります。

本を読む目的や読んで実践してみようと思ったことなど、トピックを増やしてもわかりやすいのがマインドマップのよいところです。

まとめ


本を読んで得た知識は、書いてまとめることで内容が整理されて理解しやすくなります。

マインドマップは内容の整理をするのにぴったり!

まとめておくと誰かに話したり実践したりするのも簡単になり、自分の生活にどんどん活かしていけます。

エドラマインドは無料でマップを無制限につくれるので、1冊にひとつのマップを作る読書ノートづくりに最適です。

たくさん本を読んで、知識をどんどんあなたのものにしていってくださいね。


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