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2020年 - メダルの裏側は

みなさん、こんにちは!
ドミトリーです。
2021年を目前に、今日はこの1年を振り返りつつ、私が今感じていることをお話したいと思います。
2020年は言うまでもなく困難な1年でした。それと同時に、仕事を改善できる、さらにおもしろくできる、ということを感じさせてくれる1年でもありました。

私が勤めるウクライナのIT開発企業CHI Softwareは2020年10月に予定されていた展示会「TOKYO IT WEEK 2020」に出展者として参加することになっており、私は1月頃、期待に胸を膨らませながら準備に精を出していました!この大規模なイベントのもつポテンシャルや、それまでに成功させることのできた日本のお客様とのプロジェクトの数々を思い浮かべつつ、「IT WEEK」に参加することでさらにたくさんの契約を頂き、ビジネスを大きく拡大できるぞ!と、虹色の未来を思い浮かべていました!しかし、現実は全然違うものでした!新型コロナウイルスの感染拡大により、日本に行くことが不可能になってしまったのです。「IT WEEK」への参加は2021年4月に延期となってしまいました。今度こそ、出展者としての参加を実現させたいと願っています。

このロックダウンの期間に、私たちはリモートワークというビジネススタイルを身に付けることになりました。発注者である日本のお客様と直接お会いすることなく、私たちのIT開発ビジネスが成立するのか、当初は検討がつきませんでした。日本のお客様も完全リモートというスタイルが効果をもたらすのか、当初わからなかったと思います。私たちも日本のお客様も、挑戦を開始することになりました。私たちはオンラインミーティングで弊社のサービスをご紹介し、日本企業の皆様はウクライナとのオフショア事業を試してみるようになりました。以前は、直接にお会いすることなく事業が始まることは大変稀なことでした。こうした新たな取り組みの結果として、10件を超える日本とのプロジェクトを成功裏に完了することができ、またいくつかのプロジェクトが現在進行中という状況です。ふたを開けると、今や、春の展示会IT WEEKへの参加を待つばかりではなく、まだ一度も直接お会いしたことのない新たなパートナーたちとお会いし、今後のビジネス展開を話し合ったり(ついに)彼らと世界一おいしいお寿司を頂く日を待ちわびる、という状況になっていたのです。

この大変なコロナ禍にあって、弊社では一人も解雇することなく今日まで奮闘してくることができました。このような環境に会っても、弊社は有能な人材を維持し増やすことを方針としています。エンジニアに社への高いロイヤルティがあってこそ、彼らは力をいかんなく発揮することができます。うれしいことに、多くのエンジニアが、日本のお客様とのプロジェクトに参加したいと言ってくれています。日本語の勉強を始めているエンジニアもいます。

また、2020年弊社はザポロージャ市に新しく事務所を開設し、同所のAI、CV、IoTなどの主力専門知識にAI – 自然言語処理 (NLP)を加えました。それは現在進行している日本のプロジェクトで使用される予定になっています。

そして、私個人について言えば、、、長い自粛期間は家族と過ごす貴重な時間を与えてくれました!

私は妻とウクライナで一番高い山に登ることができました!

次男は一年を通してテニスに集中し、今ではジュニア大会に出場しています。日本のそろばん暗算を覚えて早く正確に計算できるようになりました!

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長男は努力に努力を重ねて、ウクライナで一番強いサッカークラブに入団することができました!

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全ての人にとって大変な1年が今終わろうとしています。大変ではあったものの、ウクライナにとっても日本にとっても、この1年がもたらしてくれた成果やそれなりの勝利があったのではないでしょうか。

皆様に心からお祈りします。幸せなクリスマスでありますように!成功に満ちた1年となりますように!

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