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転職するぞ記念日ー2024夏がもたらしたもの

今日、本格的に腹を括りました。

新卒で今の会社に入ってから、今年で4年目になった。

1年目の終わりくらいから、この会社に生涯いることはないなと思い始めていたけど、もう少し成長したいなあとか、この人が辞めるまではいようかなあとか、いろんな理由をつけては転職の機会を見送ってきた。

同じ部署で3年間一緒に頑張ってきた同期が2人いる。
2人ともすごく優秀で、優しくて楽しくて大好きだ。

でも、私を含めみんなもう限界だった。

ちょうど一年前、私は凄まじい案件を任され、心身を壊して3ヶ月間休職した。
復職して少ししたら同期の1人が休職に入った。
その最中、もう1人が9月いっぱいで退社することが決まった。

大好きな同期を見送るんだと想像したら、本当にもういいやって思えた。

理由はもうひとつある。
夢ができた。

すごく漠然としてるけど、私は日本の素晴らしいエンターテイメントを、日本人が誇れる世界を作りたいです。

大学生の時の就職活動のときに大事にしていたのは、「やりがいを感じられるだけの興味はあるけど、仕事として割り切れること」だった。

要するに、映画やアイドルやお笑いやテレビみたいな、好きなことを仕事にしたくなかった。

好きなことを仕事にして、それが嫌いになって、生きがいを失うことになるんじゃないかと怖かった。

イメージとしては、仕事の自分とプライベートの自分がまったく別人として並走するような人生が理想だった。

でも、人間ってそう簡単に割り切れない。
仕事で培った価値観が日頃の些細な選択に影響を及ぼしたりするし、プライベートで悲しいことがあれば仕事に支障をきたしたりする。

きっちり分けられるようなものじゃなかった。
人間はもっと流動的で複雑だった。
私は仕事とプライベートの両軸で、私という1人の人間を育てていくと腹を括る必要がある。

先日の記事でも取り上げた『星列車で行こう』にも影響された。

夢は自分の使命をもって導かれるものであり、自分の使命は自分の好きなものと切って切り離せないことを知って、目から鱗だった。

私は日本の文化が大好きです。

繊細で美しい日本語が大好きで、手の込んだ食べ物が大好きで、アイドル信仰と演劇が大好きで、笑わせることに特化した人が影響力をもつテレビが大好きで、全部、日本で生まれたものだから素晴らしいんだよ!ってつべこべ語ることができる。

これを使命だと思うことにした。
こんなに素晴らしいものを好きになれた人生なのだから、喜んで使命を果たしたいと思う。

現職も広告業界だからそう遠くはならないと思うけど、もっと自分だからこそできることの多い世界にチャレンジしてみようかなと思ってます。


2024年夏を振り返ると、人生を変えたいと思うような出来事がたくさんあった。

『星列車で行こう』との出会いはもちろん、崇拝していた宇多田ヒカルさんのライブに行くことができたり。

ずっと行ってみたかったタイ旅行にも行けて、押し付けがましくない人々の優しさに触れたり、いろんなお寺で「祈り」について考えたり。

大好きなマヂラブ野田さんと写真を撮ってもらう、とある憧れの人と偶然の遭遇、となんだか奇跡的なことが続けて起こったり。

一生忘れられない瞬間が多すぎて、走馬灯の半分は2024年の夏になるんじゃない?ってくらい、かけがえのない思い出ばかりです。

いろんな人にいろんな形で背中を押してもらったな、と。

自分の人生にもっと責任を持って、もう一度新鮮な気持ちでやり直すように転職活動に臨みたいなと思う秋の入口でした。

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