見出し画像

あの日何を見た?

去年もほぼ同じ事を書いています
【誰をメインで】が違うだけなのでそれでもよろしければ
僕の【大好物】のお話になります

☆つまようじでつつくだけで 壊れちゃいそうな部屋から
連れ出してくれたのは 冬の終わり(正確には【冬の始まり】)

『大勢の仲間達の力を借りながら』という枕詞は付いたものの
普段のライブの何倍ものフロアを埋めたオーディエンスを相手に
大仕事をやり遂げた少女達に待っていたのは
【このグループが無くなる】という事実でした

※ヲタク振り返りタイム
『借りた』って言うけどゲスト発表はソールドアウト後だから
ちゃんとあの子達だけで売りきったんだけどね!振り返り修了

あの夏の日の動画、経緯、理由を4人を傷つけないように
言葉を選びながら説くリーダー、
それを支え、時に言葉を噛み砕いて4人にわかり易い形で伝えるサブリーダー、
聞く側は四者四様、
理解が追い付かず涙ぐむセミロングの子、
まるでいつもの連絡事項を聞いてるかのように冷静なボブの子、
押し黙り俯き、しかし震える両肩でハッキリと【怒】の感情を迸らせるロングの子、
何も隠さず大きい声で『なんで!?』と口を尖らせる意思の強いショートの子、
メンバーでこれですから、
ヲタクの混乱ぶりは推して知っていただく事が容易かと思います。
そんな状態で進むツアー、全体コン、ヲタクの脳ミソだったり心は正に
【つまようじつつくだけで壊れちゃいそうな部屋】の様だったのでは?
主演舞台の千秋楽で新メン紹介があり、研修生を追っていない僕の感想は
競争や勝負と全く縁遠そうなずっとにこやかな子
テストで同じ歌で勝負して負けたけど娘のツアー帯同を勝ち取った子
『過ぎる』くらい元気な子d…そうか、この子か…の子
新 メンバー評によくある【優等生】とか【即戦力】とは違う、
そして一言では足りない、【色々溢れてくる子達】というものでした。
この頃から僕の【壊れちゃいそうな部屋】は徐々に様子が変わってきます。
その後O-EASTで旅の終わりと新たな旅の始まりを告げられ
『物語は続く』の言葉通り、ヲタクもやっと腹を括る事が出来たような気がしました

☆君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き
期待外れなのに いとおしく


スマイレージ最後のステージは初の9人、
奇しくも先日と同じ横浜アリーナ
客電が点いた中で【衝動】を余す事なく披露した6人は
気負っている様子もなく、いつも通り『ワルガキ』で
新メンバー3人も地に足が着いていると感じられるパフォーマンスを見せ
『思ってたのと違う』という意味では期待はずれで
『この短期間でちゃんと【チーム】になってる!』
『少なくとも【お行儀良い】とは言えない!』
と、よそ様のリーダーの卒業ライブなのに
胸の高鳴りを抑えられませんでした

☆忘れられた絵の上で 新しいキャラたちと踊ろう
続いてく 色を変えながら

年が明け、正に【目撃】という印象だった【大器晩成】
今では『らしさ』にもなっていますが
新メンバーに合わせるというより【自分の100】をひけらかす先輩と
『いやいやこっちが主役ですけど』ばりに
自己主張をし続ける新メンバー
今思えば、
アンジュルムの【新生】の時のイメージが確立した瞬間でした

☆吸って吐いてやっとみえるでしょ 生からこんがりとグラデーション
日によって違う味にも 未来があった


アンジュルムの『らしさ』は誕生後半年で既に定義づけられます
初単独ライブは武道館、ご祝儀感で終わるかと思われた次の瞬間
サブリーダーの卒業発表、僕の周りでは、になりますが
『これからじゃないか、なんで今だよ、勝手だよ』と同じくらい
『しょうがねぇなぁ驚かせんなよ、ひとまず付き合ってやるか』
というマインドが多かったです。

※ヲタク振り返りタイム
この時の帰り道に聞いた見知らぬヲタクのかっこいいセリフ
俺らは【コイツら面白そうだな】で勝手に集まってきた
あの子達にも【他にやりたい事出来た】って勝手に離れてく権利があるんだと思う

振り返り終了
☆君がくれた言葉は 今じゃ魔法の力を持ち
低く飛ぶ心を 軽くする

そこから何人もを涙と笑顔で送り出したヲタクが戯れ言を述べさせてもらえるのであれば
卒業後の彼女達の頑張りがほぼ全てですが
離れる事を決めたその子の紡ぐ言葉は
伝えられたその時より、卒業までの期間、
ライブの当日、そしてその後に
倒れてしまったヲタクに手を差し伸べ
膝まづきそうになってしまったヲタクを踏ん張らせ
立ち止まってしまったヲタクの背を叩いてくれていると思います。
今回佐々木莉佳子さんは
『みんなの色でこれからのアンジュルムを作っていってね』
と言いました
ヲタクはその絵のキャンバスかイーゼルか、額なのかもしれません
『出会うタイミングは人それぞれ』
逆にいつ出会ったとしてもアンジュルムとって大切なひと欠片になれるはずです
最後の最後に彼女はマイクを通さず
【またね】と言いました
未来は未明ですが騙されてみる価値のある嘘だと思います
そして先人を鑑みると恐らく【嘘】にならないと思います
『だから【またね】って言ったじゃん』みたいな声が聞こえるまで
もし良ければ黄色いヲタクさん達にも今後とも
アンジュルムをチラ見し続けていただけたら幸いです

さて、歌詞が途切れ途切れになってしまったので
最後に繋げたものを貼り付けて
僕の【大好物】のお話、お開きとさせていただきます

つまようじでつつくだけで 壊れちゃいそうな部屋から
連れ出してくれたのは 冬の終わり
ワケもなく頑固すぎた ダルマにくすぐり入れて
笑顔の甘い味を はじめて知った

君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き
期待外れなのに いとおしく

忘れられた絵の上で 新しいキャラたちと踊ろう
続いてく 色を変えながら

吸って吐いてやっとみえるでしょ 生からこんがりとグラデーション
日によって違う味にも 未来があった

君がくれた言葉は 今じゃ魔法の力を持ち
低く飛ぶ心を 軽くする
うつろなようでほらまだ 幸せのタネは芽ばえてる
もうしばらく 手を離さないで

時で凍えた鬼の耳も 温かくなり
呪いの歌は小鳥達に彩られてく やわらかく

君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き
そんなこと言う自分に 笑えてくる

取り戻したリズムで 新しいキャラたちと踊ろう
続いてく 色を変えながら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?