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モノを減らせば仕事を減らせるというシンプルな法則【#26-1】

昨年1月、くるまに収まるだけのモノだけに持ち物を絞り、3LDKの家を手放し、家財道具を売り払いました。
その時心底思ったのです。もう二度と部屋など借りないと。

モノを減らすのも手放すのも、本当に大変でした。カンタンには捨てられない、捨てようにも費用と手間がかかる。誰かに譲ろうとするも、やっぱり手間がかかる。

「選別した上で持っている」と持ち主が断言できない、なんとなくそこにいるものが部屋のそこかしこに置かれている状態。それを見てなんとなくモヤモヤが募る感じは、つねにぬっとりと私に付き纏います。

ハコ(家)が大きいとモノが自ずと増えます。
よほどのミニマム志向を持たないかぎり、置く場所があることで要不要を判断する必要性があまりなくなります。

解約の日が迫るなか、ため息をついたり現実逃避したり忙しくしながらも、なにはともあれ何とかした私。モノを手放すめんどうくささを嫌と言うほど実感した私は、「よほどのミニマム志向」を手に入れざるをえませんでした。

その後、とにかく「巡りがいい」と思うようなことばかりが起き、日々の満足度は格段にあがりました。

はっきり言えることは、要因のひとつは無意識下にあった「モノの管理」をしなくて良くなったために余剰ができたことにあります。

資金の余剰と、心の余剰。おそろしく影響し合う関係です。モノを持たないということは、基本的にはお財布の余剰が増えることになります。お財布の余剰が増えれば、心にも余剰ができます。どう考えても好循環です。

私は家を手放し、モノのすべてをくるまに積み込みました。そのさまを見て、手元の余剰金がいくらあるかとかはさておき、たくさん収入があることより、大事なことがあると思ったのです。

そうして手掛けていた仕事のいくつかをやめ、長く勤めさせてもらっている仕事ひとつだけ残して、旅をすることにしました。

今、モノをさらに絞るタイミングが来ています。
旧車に合うモノしか買わないとなると、心の踊らない買い物は更にできなくなります。心の余剰がさらに貯まる予定です。


@Ena,Gifu




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