いたばし花火
友人と4人で板橋の花火大会に行ってきた。ひとりが有料座席をとっていてくれたので余裕の観覧だった。西台駅で待ち合わせ、私は座席に着くまでにお茶やからあげを買った。からあげは花火が始まるずっと前に平らげてしまっていた。花火の最中では花火はもちろんきれいだったし終始ふざけていられたのが楽しかった。かき氷もアサヒスーパードライもたこ焼きもおいしかった。自分たちの写真も花火の写真も撮った。(見出し画像は友人が撮影、文章末の画像は私が撮影)
見ていて感じたのは私は金色の花火が好きだということだ。ゆがみのない大きな球体も、花びらが尾を引くものも、たくさんの花火が小さく連続して上がっては散っていくのも金色の花火には特に心ひかれた。そしてぼんやりとただ花火を無心で眺めると、自分が花火を見ているというよりも、花火とバックの黒い夜空以外のものをいったん忘れているような気分になった。散ってからしばらく残っている煙は、後から上がった花火の上からグレーの透けない絵具で描きこまれたようだった。それに普段とは違うおしゃれをして友だちと出かけるのはうきうきする。私かわいいでしょ、私たちゆかた似合ってるでしょと出歩くことができて幸せだ。自分自身の写真を撮るなんて普段は照れくさいが、今日の私はかわいいというモチベーションで写真を撮るのがこんなにも楽しいとは思わなかった。
花火大会当日が締切のレポートがあった。いちおうレポートを提出してから花火を見た。TeX打ちを始めたのはその日からだったがおそらくなんとかなった。打っている途中、ゆかたを着るのに時間がどのくらいかかるか見当がつかなかったので、とりあえず早めにゆかたを着始めた。意外にも身支度は全部できっかり1時間で済んだので、アパートを出るまでの残り時間にゆかたを着た状態でレポートを完成させた。アパートを出てからレポートを添付して送信した先生のアドレスが間違っているメッセージが届き焦った。
花火大会後は近くに住む恋人のアパートに行った。汗だくで着慣れないゆかたで歩いたので少々疲れていたので恋人宅の存在はありがたかった。