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ダニ・ペドロサファン向けのMotoGPおすすめレース①
2006年 第4戦中国GP
https://www.motogp.com/ja/photos/2019/05/14/dani-pedrosa-china-2006/291876 より
軽量級クラス(03シーズン)と中量級クラス(04,05シーズン)で3度のチャンピオンシップ優勝という圧巻の成績を引っ提げて、2006年シーズンよりレプソル・ホンダ・チームから最高峰・MotoGPクラスに参戦し始めたペドロサ。
シーズン開幕前は、他のライダーに比べ小柄な体格である彼が大きなMotoGPマシンを操縦するのは難しいのではないかという周囲の考えも見られましたが、開幕戦ではホンダ勢最上位となる2位を獲得してその考えをいきなり払拭します。
そして第4戦中国GP。予選では最高峰クラス4戦目で初のポールポジションを獲得。スタートこそ失敗して順位を落としますが、そこからはルーキーとは思えない追い上げを見せ、最終的にはファステストラップを記録して2位のニッキー・ヘイデンに1.5秒の差をつけて初優勝を飾ります。
当時、この20歳227日での最高峰クラス優勝という記録は阿部典史に並ぶ2番目に若い年齢での初優勝の記録となりました。(当時の1位はフレディ・スペンサーの20歳196日で、現在の1位はマルク・マルケスの20歳63日)
優勝を喜ぶ20歳のペドロサの姿にはまだあどけなさも見えますが、このシーズンの最終成績は2勝と8つの表彰台を獲得してランキング5位。ポルトガルGPではチャンピオンシップ争いをしているヘイデンを巻き込んでのクラッシュがありましたが、それ以外のレースで見せたパフォーマンスの多くは06シーズン以前より参戦しているライダーに見劣りしているものではありませんでした。
これから始まるペドロサの輝かしいMotoGPキャリアを予感させるかのような素晴らしい走りを見ることが出来る2006 第4戦 中国GPを紹介しました。