年頭の誓い

押上の北の、大踏切の先の小さな踏切を渡って飛木稲荷へ、さらに高木神社へ。

曳舟川通りを渡ってしばらくすると、業平から来た小梅通りのどん詰まりになり、そのまま進むと水戸街道にぶつかる。通り向かいが鳩の町の入り口。
渡らずに南下すると秋葉さま。
玉垣に花街の名残り。

お参りしてから水戸街道を渡り西に進むと左側に言問小学校。
このあたりに成島柳北の隠居所と、天保老人こと依田学海の妾宅があった。
柳北先生についてはこちらに。

少し南に長命寺。 七福神めぐりの弁天様なので賑わっているが、私はその奥の柳北先生の碑に用がある。

「椿三十郎」で志村喬が発する科白「乗った人より馬は丸顔」の元根多が柳北先生。 長い。

墓所は雑司ヶ谷だが、魂はこちらにあるような気がしている。
今年も頭を捻りに捻って遊ぶことを誓う。

少し南に弘福寺。 鴎外が最初に葬られた寺。
向島に墓を建てたのは、鴎外を世に出した依田学海との縁だろうか。

この角にあった「カド」も今は無い
車夫がなにかやらかしたらしい

三囲さまは今年も商売繁盛を願う人々で盛況。
今年も趣味道楽の為に働こうと思う。

隠居はしたいが先立つものが無い。

何が良いって気取らないし威張らない。ウマすぎない。
故、左談次師の遺訓に従い、カレーそばに餅一つ

(2024.01.04 記)

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