互人展
今週も、午後からルデコへ。 まずは6階から。
5人のカメラマンによるポートレートのグループ展。
技量としては高く、見るに堪えない出来の写真は無い。
プリントにも額装にも手間とお金が掛かっている。
一点々々の写真「だけ」を見ている分には悪くないが、全体としては問題多々あり。
水平がぱっと見ただけで出ていない壁が幾つかあった。
水準器を使っていない、水準器というものの存在すら知らないのかもしれない。
水平が出ている額もあったので、出展者自らが自分の作品を設営したのだとすると、雑な作業をする人が居たのだと思う。
しかし、それをそのままにしたという事は、全体として無頓着だったという事になる。
それでもまぁ、一と通り見ておくかな・・・と気を取り直したところで、親分っぽい出展者による、一部出展者の作品こき下ろし会みたいなものが始まった。
5人の出展者の中にも、ヒエラルキーのようなものはあるらしい。
互いの作品を批評するのは構わないというか、大いにやるべきだと思う。
客を入れない時間に。
当事者を作品の前に呼びつけ、会場全体に響くような大声で、ネチネチと。
聞くに堪えない。
客の居る時間におっ始める方もおっ始める方だが、誰も止めない、止められないと言うのがどうしようもない。
暫く我慢したが、終わる気配が無いので退散。
金はあるらしいが、常識とか品格とか、そう言ったものが欠落している。
(2023.05.04 記)