未経験から最短1ヶ月でNSCA-CPTを取得する方法
こんにちは!
パーソナルトレーナーの古川祐樹です!
僕はフリーランスとして京都でトレーナーをしていたり、日本最大のパーソナルトレーナースクールでキャリアサポート、とあるジムのトレーナー育成などをしています。
今回は『NSCA-CPT』を未経験から最短1ヶ月で取得する方法というテーマで記事を書いていくわけですが、これを書こうと思った経緯を先に書いておきます。
パーソナルトレーナーにとって学び続けるということはとても大切です。
そんな学びの中で最も成長できるのは、現場で実際に活動することに尽きるなとトレーナー4年目を迎えた今でも思います。なので、正直なところ正社員でもフリーランスでも何でもいいので、最短最速で現場に立つことを目指すべきだと僕は思います。
そのために、まず最低限必要になってくるのが『資格』です。
よっぽど自分のブランディングがしっかりできていて、影響力や発信力があるなら例外もありますが、そうでなければ資格がなければ話になりません。
就職であれば、そもそも就職率は3%を切りますし、フリーランスであれば世間からの信頼は皆無です。当然、業務委託契約を結ぶことすらできないです。
つまり、未経験の方がこれを成立させる為には、まず”資格の取得が必須”という訳ですね。
資格と言っても色々ある訳ですが、個人的にはトレーナー資格の中で最も信頼が厚い”NSCA-CPT”の資格取得をオススメします。
僕の場合は、NESTA-PFTを先に取得したのですが、実際にNSCA-CPTを取得してから業務委託のお話などをいただく機会も増えました。
NSCAの勉強としては、まずはネット検索などで勉強法を調べました。おそらく僕のようにネット検索などで勉強法を調べている人も多いのではないでしょうか?
取得してから思うのは、ネットにある勉強法の情報は効率的でもなく、個人的にはオススメしないなというのが正直なところです。
おそらく検索すればいくらでも出てきますが、下のような流れで説明されているかと思います。
①テキスト見ずに問題集解く(※自信がない問題にチェック)
②各章ごとの正答率を出す
③正答率が低い章から順にテキストで勉強
例えば、未経験の方がこれを行った場合、テキストを見ずに問題を解いたところでほとんど分からないと思います。そうなると、結局テキストばかり開くはめになります。(すごく非効率...)
また”正答率”で優先順位を付けるのはかなりナンセンス。NSCA-CPTでは、この分野から何問出ます!というボリュームが明確に提示されているので、そのボリュームで優先順位を決めるべきです。(※正答率で合否が決まるので当然ボリューム多い分野から抑えるべきですよね。)
そしてそして、NSCAでは出題の傾向、絶対に覚えなければならないポイントがあります。(※これは、ネットにも出てなければ対策セミナーでも教えてもらえません)
なので、NSCA-CPTを効率よく取得する方法を、自分自身の経験も踏まえて書こうと思いました。早く現場に立てる人を増やすのと、ネット上に有益な情報が少ないという至ってシンプルな理由ですね!
なので、この記事では最短最速で現場に立つために、僕が多くの失敗を重ねた経験をもとにたどり着いた最短1ヶ月でNSCA-CPTの取得を目指すための方法をお伝えします。戦略的にオススメの勉強法をまとめてありますので、是非活用してください。
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目次
1.試験の実体験を通して感じたこと
2.電子書籍には絶対に手を出すな!
3.テキストの本当の役割とは?
4.結局資格は暗記!?
5.問題集は箸休めで使う
6.動画教材は購入必須!?
7.問題を作る側もやる!
8.全体像を読み解け!
9.触れる情報を削れ!
10.実際に僕がまとめたノートを全て公開(全テスト範囲)
1.試験の実体験を通して感じたこと
NSCAの場合は、テストセンターを予約して個人で試験を受けます。なので、ほぼ1人きりの空間でコンピューターに向かうことになります。
余談になるのですが、当日は試検証以外は持ち込めません。なので計算問題は頭の中でしなければならないのかと思っていたのですが、試験官の方からペンと紙は支給されます。(※計算苦手な方は安心してください笑)
後、AEDの資格が必要なのですが、これは1日講習を受ければ誰でも取れます。料金を抑えるためには、消防署で講習を受ける方がいいですが、安いということもあり定員枠が一瞬で埋まります。※募集状況が各消防署出ているので、募集開始と同時に電話して予約しましょう!
すいません、話を戻します。
個人でコンピューター試験を受ける訳ですが、一言で言うと「めっちゃ難しく感じる」これに尽きます。どれぐらいかというと、試験で5回程度見直さないと不安でした。
ただ、これは当たり前のことだなと試験を終えた今、思います。
試験を受けながらNSCAの問題の傾向を模索していたのですが、いわゆる覚えていることを問われる問題は少ないです。
覚えた知識をもとに考えさせられる(判断させられる)
問題の傾向はまさしくこれです。なので、どのように勉強するかというのは非常に重要です。正直、試験を受ける前にこういうのを教えてくれる人が欲しかった、、、と思うのは独学で取得した人の素直な感想かもしれません。笑
2.電子書籍には絶対に手を出すな!
『NSCA パーソナルトレーナーのための基礎知識』
この教材は、書籍版と電子書籍版のどちらかを選択することができます。が、絶対に電子書籍版には手を出さないでください。
ちなみに、僕は電子書籍版を購入して失敗しました。何かというと、ただただ”使いにくい”ということです。
・電子書籍だと持ち運びが楽
・購入後すぐに読める
・ページをめくる手間とかがない
この理由で、電子書籍を選んだのですが、そもそも書籍(テキスト)をメインに勉強する必要がないです。そして、ページに対する文字の大きさがかなり小さいので、端末でみると拡大やスライドという調整が必要になります。
この”使いにくさ”というのは、最短1ヶ月で取得を目指す上で取り除いておくべきです。というのも、そこに思考を使ってしまうとシンプルに勉強の効率が下がります。
1日で集中できる時間や、思考を巡らせることができる時間は限られているので、できる限り無駄な思考の分散は避ける必要があります。
難しい話はさておき、書籍版の1択です笑
3.テキストの本当の役割とは?
テキストに関しては、辞書的なポジションかなと個人的には思います。なので、テキストは読みません。(これは多くの情報で出ているかなと思います。)
ここに関しても、僕は1度失敗していて、あろうことかテキストを徹底的に1から全てなぞりました。当たり前ですが、内容の濃い1ページが700ページもあるので、時間がかかり過ぎます。それに加えて、英文を直訳されているので読みづらさもあるので時間に対する効果が低いです。
皆さんは絶対に真似しないようにしましょう笑
テキストは辞書的に使います。これが鉄則です。
4.結局資格は暗記!?
問題集をひたすら周回する。
こういった方法を勧めている人も割と多いのかなと思うのですが、NSCAの試験の傾向は”考えて答える”なので、思考をあまり使わない問題集の周回は”考える”という部分が養えないように思います。
実際、メルカリに出品されているような問題集を購入しましたが、1周使った時点で2周目はないなと個人的には思いました笑
というのも、2周目以降は作業感が否めないんですよね。となると、日をずらす、つまり間隔を空けなければならないので1日の中での時間が余ります。”時間余る=非効率”だと思っているので、問題集ひたすら周回は個人的には△という判断でしたね。
まぁそんなに難しいことでもなく、結局は暗記できていないと考えて答えるという傾向の”考える視点”を養うことができないので、暗記は必須ですね。
ただ重要なことは”何を”暗記するかということになります。(詳しくは、後述します!)
5.問題集は箸休めで使う
僕の場合は、問題集は箸休めで使うのをオススメします!
例えば、
・時間が空いた時(隙間時間)
・ちょっと集中力が切れてきた時
・自分のパフォーマンスが低い時
このような時に使用します。というより使用していました。4で話しましたが、問題集を主軸としたひたすら周回は意味がないと判断したからですね。
問題集の場合は、問題文があって答えが選択肢にあるという比較的少ない情報下にあるので、パフォーマンスが低い時でも時間を有効に使えます。また、問題集自体が持ち運びしやすいので空き時間に最適です。(ランチ後の残り30分の休憩時間とか笑)
まさに箸休めに適役かなと思います。なので、問題集に関してはカジュアルに情報に触れれるのと、問題の形式に慣れるという役割かなと!
6.動画教材は購入必須!?
NSCAジャパンで販売されている対策動画というものがあるのですが、これの購入に関してです。
実際、僕は全て購入しましたが割と買ってよかったなと思う物の1つです。というのも、暗記をする際にかなり役立ちます。
暗記は言い換えれば記憶への定着です。記憶へ定着させる際に重要なポイントは複数あるかなと思うのですが、その中の1つは、いくつかの方法で勉強するという事です。これは脳の活性化などにも関係しているのですが、複数の方向からアプローチをかける方が記憶として残りやすくなります。
いわゆる、ノートに単語をひたすら書くような勉強であったり、ひたすら問題集を周回するような繰り返すという勉強は時間に対する記憶への定着が低いです。
イメージは1つの部屋に扉をたくさんつける感じです。入り口が1つしかなければ、その入り口を忘れてしまうと入れなくなりますが、いくつか扉を付けておけば1つ忘れても他があるのでそっちから入れば良いですよね。
つまり”忘れるというリスク”を分散させるイメージです!
なので、動画を使う事で他者の説明を聞いたり、音を加えたりすることは普通に勉強しているとできないことなので動画を購入するのはアリかなと思います!
※動画は全て購入して15,000円程度です。公式サイトから購入可能です!
7.問題を作る側もやる!
これに関しては必須ではありません。むしろしなくてもいいかなぁと。ただ、僕は問題を作るという勉強をしていたのでシェアしておこうと思います!
メリットとしては、問題を作る側の思考をイメージできることかなと思います。勉強をしているとどうしても”主観”が強くなり過ぎてしまい短調になりがちです。
そこを回避するために、問題を出題する側に立つことで、NSCA-CPTという試験を客観的に見ることができます。
これをしたことで、”最短取得の方法が見えた”というのはここだけの話です。
ただ先ほどもお伝えしたように皆さんはしなくてもいいかなと思います。なぜなら、この記事自体が客観的にみた要素が満載だからですね。ただ、何をするにしても主観的になり過ぎるのが人間ですから、主観的になり過ぎないというのは大切です。
8.全体像を読み解け!
NSCA-CPTの試験では、レジスタンストレーニングに関することが多いと言われていたりしますが、公式サイトにどの章から何問出ます!と明記されています。
出題されるのは9章以降になるのですが、この9章以降の流れは、おおよそ実際のパーソナルトレーニング現場の流れになっています。僕の場合は、実際にパーソナルトレーナーをしていたので、これに気付いてからは流れがイメージできたので理解が深まりました。(※ストーリーが記憶に残るのは流れがあるからです!)
なので、未経験の方の場合はこのイメージが持ちづらいと思うので、まずは別の紙に9章以降何をしていっているのかを流れで書き出してみるのがオススメです!もしくは、実際にパーソナルトレーニングを受けてみるのもオススメです!
当然、実際に出題される問題は順不同ですが、実際のパーソナルトレーニングの流れを理解できているとかなり理解が深まります。
9.触れる情報を削れ!
最短最速で取得を目指すには、これが最も重要です。多くの方が、効率よくしようと頑張りますが、するべきことは”無駄を削ること”です。
1日で処理できる情報などたかがしれています。となってくると、いかに無駄な情報に触れる時間を少なくするかが大切です。
僕の場合は、かなり失敗を重ねてしまった甲斐あって、最終的にはかなり情報を削る事に成功しました。それが、いわゆる実際に僕がまとめたノートです。正直なところ、途中からはそのノートを主軸に箸休めで問題集を使うという流れしかやっていません。
早く情報を削ることができれば、時間、お金に対する効果が格段に上がります。必要な情報にだけ触れられるから当然かなと思います。
・・・
さてさて、ここまで読んで下さっている方はおそらく最短取得を考えていらっしゃるのと、本気度が高いのかなと思います。
ただ、実際のところ最短取得するにはテキストだけでは難しいというのが正直なところですし、僕もかなりお金をかけました。
NSCAテキスト:約12,000円
NSCA動画教材:約15,000円
NSCA会員費:約13,000円
NSCA試験費:約45,000円
メルカリ教材・セミナーなど:約15,000円
総額:約100,000円
この他にもAEDも必要だったり、もっと効率をあげようと思うと、資格取得のためにスクールに通うなどになってくるのかなと思います。そうなるともっと費用はかさみます。
僕個人的には、自分の失敗した時間やお金はあまりにももったいないと思うのと、やはり現場に一刻でも早く立って成長するべきだと思っています。
なので、もし最短最速でNSCA-CPTの取得を目指す方は、実際に僕がまとめたノートをご活用頂ければと思います。
このノートに関しては、試験に必要な情報(知識)のみを抽出し、情報を最適化したものなのでいわゆる”無駄”を徹底的に削ったテキストになっています。
格安にしているので、よければ活用してみてください^ ^
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