初ソロキャンプ → 寂しーーい!!
アラ還にして初めてのソロキャンプ。 キャンプは学生のころから何十回とやってきた。学生時代はツーリングキャンプ、大人になってからは友人とのグループキャンプ、そして今は家族でのキャンプ。みんなとワイワイガヤガヤと準備をし、焚き火を囲み食べ、飲み、焚火が消えるま語り、寝る。家族なら父親の凄さの見せどころ.、、
一方ソロキャンプは、、、、.
出発前までは 四十代五十代の時間に余裕のあるそこそこ裕福な親父達が自分の人生を振り返るための道楽かと思っていた。 中高年のソロキャンプは今後流行るだろうと思っていた。
一方出発を前にして色々調べているとソロキャンプの年齢層はもっと低そうだ。 30代がメインだろうか?
そして人付き合いが煩わしいと思っている方や、または人付き合いが下手な方が、自分の居場所を求めて、そして YouTube などに触発されてソロキャンプに来てるみたい。 今回もそのように見受けられる。
実際初めてソロキャンプをしてみると 結構忙しい。 全部自分一人でやらなくてはならない、、
キャンプの設営が終わると、まずは火起こし。 そして夕飯の準備。
夕食が終われば焚火の準備、食器の片づけ、、、
夕飯後はやっと焚き火を見ながらゆっくりできたが、急な冷え込みで焚き火にあたっていても寒い。ヒートテック、ネルシャツ、薄手のダウンベスト、フリース二枚、それでも寒い。寒い。寒い。。
寒いという感覚がメインとなり、自分の人生を振り返ったり、今後の自分の生き方に思いを馳せるなどという気分には最後までなれなかった。
そして初めてソロキャンプをしてみると、これが又とても寂しい。
焚き火の炎が衰えていくのを見れば、自分の能力の衰えを憂い、燃えて消えるは人生そのもの。
俺の炎は今どのくらいだろうか? もう消えかかっているのではないか。。。ますます寂しくなる。
思考が、自然にどんどん内向きになる。
そういえば一人で泣くことや、怒ること、つまりマイナスの感情に浸ることはあっても、一人きりで笑うってほとんどあり得ないのではなかろうか?
つまりは、一人で考えること自体が悩みを大きく、自分自身を苦しめるんじゃないか? とも思えてきた。。。
話す相手がいないと、こうも寂しいものか。。
何かの記事で読んだけど、配偶者を亡くすと、相方も早くなくなるという。ソロキャンプをして初めてその理由が分かった気がする。。。
確かに相手がいないのでストレスはたまらないけど、ストレス自体は人間が組織で生きるための本能ともいえる。
アラ還オヤジの総評としては、ソロキャンプなど決してかっこよいものではない。寂しさから人との触れ合いの大切さを学ぶのであれば別だが。。
売れない芸人がやり始めて火が付いたようだが、アウトドア業界が売り上げを伸ばすため意図的にYourTuberni記事を書かせるなどイメージ操作している気がする。
イスラム教では食事への感謝を忘れないためにラマダーン(絶食)をするという。
もしソロキャンプも、人付き合いへの感謝を忘れないためにするのであれば、きっと得るものが沢山あると思った。