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「勝ち」が「自信」になった瞬間

こんにちは、2nd GYMトレーナーの五十嵐です。
昨日のお客様との会話の中でとても嬉しいことがあったのでここに書き留めておきます。

お客様は今年2025年2月からトレーニングを開始しました。
その前の1月の体験トレーニングの段階で、「利便性」と「金額の安さ」から体験トレーニングにアクセスしたはいいものの、これから出張トレーニングをしていく上での目的がはっきりとわからず、実際に体験を受けて入会申込書を出したはいいけど、どこか懐疑的な様子で「もって3ヶ月」と笑いながらおっしゃっていました。

そういうこともあり、こちらも注意深く初回トレーニング時でのカウンセリングを進めていきました。そこでわかったのは、この方の目的は痛みを改善して、長年やってきた競技に復帰すること。5年前に膝を手術して、その後病院直系の施設でリハビリしたもののよくならず、日本でも長い歴史と確かな実績を持つ慈恵医大のリハビリ施設に変えたとのことでした。

半年ほど通ってリハビリを受けたけど、実際「良くなった感じはなかった」とのことでした。それを語るご本人は切なそうでした。そこで理解したわけです。なぜ、体験トレーニングのときに懐疑的な様子だったのか。これまで受けた医療がよくなかったから、きっと今回も同じような結果になるのだろうと考えていたんだと思いました。

初回トレーニングでのカウンセリングでご本人の意志と目的、目標がしっかりと確かめることができて、身体の筋肉の状態や可動域を細かく確認して、動作を分析して、膝を手術しなければいけなくなった理由をお伝えして、そしておおよそのリハビリ、トレーニングの計画を伝えていきました。

必要に応じて体を改善していくための日常ケアを伝えて実践していただき、仮説と検証を繰り返しながらセッションを続けて、4回目のセッションを終えてその次の5回目のセッションの冒頭でご本人から

「前回のセッションのあと、膝がいい感じになりました」

と本人から笑顔で教えていただきました。
嬉しかったですよね。仮説と検証が実った瞬間でした。
その日のセッションが終わって最後に今日やったことの振り返りを行い、また地道に継続していきましょうと伝えたところ

「ついて行きます!よろしくお願いします」

と深々と頭を下げられていたのが印象的でした。
つい先日「もって3ヶ月」と言っていたのが嘘みたいでした。ちなみにそこにもつっこんでみました。よくなっているのが実感できているということですか?と。はい、いい感じです!との回答でした。

そして昨日。
前回のあと、半日膝が軽かった、とのことでした。
前回のセッションでは少しリスクを負って、少し強めにアプローチをしたのが吉と出ました。
そこでまた喜びを分かち合いました。

「先生、慈恵医大に勝ちましたよ。」

ボソッと、でもはっきりと聞き取れました。
トレーナー冥利に尽きるなと思い、たまらなく嬉しい気持ちになりました。

ぼくは理学療法士の資格や医療系の国家資格もありません。だけどこれまでも「理学療法士のリハビリよりも体がよくなった」というお客様からのフィードバックはあるんです。


今年に入ってから、トレーナーとして成長を如実に感じています。

知識と経験の「点」が「線」になっているような感覚で、ちゃんと知見や技術がきちんと自分のものになっているという自信がついてきているなと思っています。トレーナーとして10年以上やってきましたが、ようやく確固たる自信になっている実感があります。

ここ最近で、痛みのあった方々の痛みが軒並みよくなっているのも、狙いを定めて、仮説通りにうまくいった結果。上記のお客様の他に5人ほどいらっしゃいます。(5人も痛みを抱えさせていたのは反省でもあります)

ということで、今となっては対応できないケースはほとんどないと思えるくらい、実力がついてきたなと感じています。だからこそ、もっともっともっと、より多くの方に貢献したいという気持ちが高まっています。

しっかりと自分自身の記憶にとどめておきたい、
ここ最近と昨日の印象的な出来事のお話でした。
お付き合いありがとうございました。

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