ホステスの箔
お久しぶりです。かなり間があきましたが、無事大学を4浪2留の末、卒業することが出来ました。
嬉しい反面、卒業してしまったことで「私は何者なのか?」という疑問が生じました。
blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">我々が10代の頃、アニメや漫画の主人公はた<だの「学生」だった。それ以上の身分は持たないのが主流だった。一方で現代では『水星の魔女』や『リコどれだけ見るように、単に学生であるだけでは足りない。「学生であり職業人」であることが求められる。職業がアイデンティティの大きな部分を占める</p>— 三兎群青 (@azurite_mito) <a href="https://twitter.com/azurite_mito/status/1650372183418609664?ref_src=twsrc%5Etfw">April 24, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
このツイートをみて、腑に落ちたことがあります。
銀座でホステスをやっていること自体が箔のように見えますが、今は水商売でも売れるには、何かしら箔があることが求められるように思います。
帰国子女だったり、事務所に所属していたり、有名大学を卒業していたり、少し特殊な昼職であったり。
銀座という街がそういうお客様の集まりでもあるので、それ同等が求められるということはよく分かりますし、お客様にも普段会えないような女の子がつくことで喜ばれるのは当然でしょう。
しかし、水商売というのは本来、社会的な地位が高い仕事とはいえません。(すべての方がそうとは限りませんことはご了承ください)
そのような職業であるのに、昼の社会に求められるようなスペックがあることが前提であるような気がします。
銀座であれば、ヘルプを数年頑張り、ママになることや自分のお店を出すことが出来れば正攻法の成功とはいえるでしょう。それがどれだけ難しいかということは、働いていて身を持って感じます
また、アイドルの業界であっても今は高学歴であったり特技があったり歌とかわいさだけで売っている子は少ないように感じます。「ただのアイドル」「ただのホステス」ではなく、引用のツイートのように、その他のところにアイデンティティが求められているように感じます。
要するに、社会の底辺と言われてきたような業界でもレベルが上がっているのです。
この現象は、引用のツイートにも記されておりますが、経済の悪化が大きな一因であると考えます。将来を不安に思うと、お金を稼ごうと思うことは当然です。
キャバ嬢という職業が、私達の世代の憧れの職業にランクインしたように、マイナスイメージが減って敷居が下がったことも大きいとは考えますが、それだけではないでしょう。
頑張ったぶんだけ稼げる水商売という職業の価値があがり、競争が激化しているということも大きな理由として考えます。
この先、子供が減り、経済が悪化し、夜の街で飲み歩く方が激減してしまうことを私は危惧しています。
今こそ、「何を売るのか」「何を求められているのか」を強く意識し、時代に適応していくことが必要であるでしょう。贅沢な空間、時間を売る職業なのですから、職業人としてのアイデンティティを私は持ちたいものです。
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