次の世代につなぐとか
結婚してからぼんやりと子供のことを考える。
周りに子供を産んだ友達はすくない(ほぼいない)けれど、子供は?とか聞かれる事が増えたし、体のこともあって考えざるを得ない。書きたいことからは話が逸れるけれども、「子供は産むの?」とか聞いてくるのは意外にも大体同世代の友人だ。親族とか周りの自分より年上の大人はほぼ聞いてこない。
話はもとに戻って、子供のことを考えると、体のことは置いておいても前向きに考えられない。それはなぜか、いくらでも理由は思いつく。それは、私自身の社会的な役割ナンバー1が「母親」となることへの違和感とか、仕事と両立させることの難しさとか、将来の日本や正解に対する不安とか・・・・そういった社会的な面からくるものだと思っていた。
それだけではなく、子供を残すってことは、自分のいない世界を認めることにもなるような気がする。そのことを認めたくないって気持ちもあるかもしれないと気づいた。
私がいまここにいるっていうことは、こうしてずっと祖先がつないだものであって、それをつなぐということ・・・。ということは、自分がいなかった世界、そしていなくなる世界のことを認めるってことな気がする。それって怖い。私は自分があって世界があると思っている。ぐるぐるぐる
このことを夫に話したら、最近街ゆく人に目が行くようになったと言っていた。知らないおばさんのダンロップのリュックについていたかわいいストラップを見て、その人の先の人生を想像して、ぐっとなったといっていた。
自分だけでない世界。自分がいない世界。そして自分がいなかった世界。もし子供を産んだら、そんな視点が生まれるのかもしれない。
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