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ソウルを離れて済州へ、居心地の良さを取り戻す。

2週間のサマープログラムの一部として、済州に2泊3日滞在したのですが、私のとてもお気に入りの場所になりました。一言で言い表すなら、自分が居心地がよいと感じる瞬間は、自然(nature)と繋がっている思えたときだ!と気がついた感覚です。

私は地方出身なこともあって、ソウルの大都会が好きになれないまま1年が経とうとしています。望遠というエリアに住んでいたのですが、おしゃれなカフェは沢山ある一方で、部屋の窓から見えるのは背の高いビルと電柱ばかりで、居心地が悪くなり、引っ越しました。今は公園が近くにあるシェアハウスに住んでいて、目の前に青々と葉が茂った木が見えているおかげで少し落ち着きました。それでも、ソウルであることには変わりありません。

以前住んでいた家からの風景。自然のものが視界に入らない…。

先日、ある方に「ソウルなら不便なことはないですよね」と言われ「とても便利ですが、私がそれを好きかというとちょっと…」とつい口にしてしまいました。自分で言いながら「便利な生活が必ずしも自分の居心地のよさにつながるわけではないのだなあ」と気がつきました。

お気に入りの公園。

そんななか初めて済州を訪れ、自分が自然の一部に溶け込んでいるという感覚を久しぶりに感じることができました。ホテルは海が目の前に一望できる海岸沿いにあったので、私は毎朝散歩しました。誰もいない静かな海で朝日を体全身で浴び、溶岩でできたごつごつとした大地を足の裏で感じながらぼうっと歩く…。とても豊かな時間で、自分がフラットになっていくような感覚がしました。

もう一つ気がついたことは、自然が身近にあると環境にやさしくいようと思いやすいのではないかということ。済州のコンビニはゴミの分別が5つほどに分かれていたり、スタバの持ち帰り用カップが再利用できる丈夫なプラスチック容器で、返却すると1,000₩ 返ってきたり…。もともと私もサスティナブルな暮らしでいたいなとは思っていたのですが、済州でもっとちゃんと実行しようと決めました。

スタバのロゴもないリサイクルカップ。
左が済州限定の抹茶コールドブリューで右が黒ゴマラテ。

自然の少ない大都会にいると、いつの間にか自分も自然の一部であり繋がっているという感覚を忘れ、サスティナブルでいることを気にかけなくなっていました。

済州から帰ってきてもう2週間が経とうとしています。済州の自然のおかげでこれまでの気持ちのもつれがほどけたと思ったのですが、また絡まりつつあるなあと思います。どうしたら、自然と繋がっている感覚を都会のなかでも保ち続けることができるか。これが私の目下の気になっている目標です。

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