『呪われた絵画』はどこから来た?
都市ボーイズの動画で過去に紹介された、『呪われた絵画』のX線検査結果が出たらしく、そちらの動画がupされた。
『人形の絵』といわれているその絵画は、ピンクの服を着た赤ん坊と、“ラガディ・アン人形”と呼ばれる人形が描かれていると思われていたが、実際は両方とも人形であろうという推察がなされた。
また、描いた人物も描かれた年代も絵の具も違うだろうということも言われていた。
当初に描かれていたのは向かって左、ピンクの服を着ている人形であり、ラガディ・アン人形の方が後年に描かれたはずだというプロの見立てにより、そのラガディ・アン人形の部分を削ると別の絵が出てくる可能性が高まった。
現在の所有者であるはやせさんがとあるテレビ番組に出演する際、この絵画の話をしたことがきっかけで番組の協力によりX線検査をしたのだが、その結果は何も描かれていなかったということが判明した。
それにより、幾つかの疑問が生じたので列挙していこうと思う。
■ ダン・スミス氏より以前の持ち主について
老婆はなぜ蚤の市で売り物でもない絵画を飾っていたのか。
所有すると不幸になると知っていて、老婆は所有していたのか。
老婆も不幸な出来事に見舞われたのか。
もし見舞われていなかったとしたら、老婆はただの『仲介人』という立場だったので無事だった?
老婆よりも以前に所有していた人物はどうなったのか。
■ 当初に描かれていた人形の位置
絵を描くときに、描きたいものは中央付近に描きたくなるのではないだろうか。
それが空間ができるように描くということにまず疑問を感じた。
後々、誰かが描き足すことを見越して“わざと”空間を作った?
■ 誰が“ラガディ・アン人形”を描き足した?
ピンクの服を着た赤ん坊の人形を描いた人物と、違う人物が描かれたとされている『ラガディ・アン人形』だが、当初の描き手の知り合いが描き足したものなのか。
例えば、友達同士や親しい人同士でお互い人形を描こうと約束しあっていたが、赤ん坊の人形を描いてから数年の時を経て次の描き手に渡されたので、年代が違ってしまったのか。
それとも、どこかのタイミングで所有した人物が、人形がひとつだと寂しいだろうから、と描き足したのか。
■ 1967年
絵画の裏に書かれている『1967』は、恐らくこの絵が描かれた年なのだろうというのは想像できるが、それは『どちらの絵』なのか。
■ 絵と故障する水回り・ネット環境との関係は?
絵には水に関係する景色などは描かれていないにも関わらず、所有者はいずれも水回りの故障被害に見舞われている。
理由を考えるとするならば、描き手が水関係の事故で亡くなっていて、それが関係しているとか?
いつから『呪い』とされたのか、なぜ所有すると『不幸に見舞われる』ようになるのか、興味が尽きない絵画である。
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『人形の絵』に関する時系列
ダン・スミス氏が蚤の市(バザー)に行った際、老婆が奇妙な絵を展示していた
絵に興味を示したダン・スミス氏が絵について尋ねると、「これは売り物じゃない。この絵を所有すると不幸になる」と言われた
珍品コレクターであるダン・スミス氏は交渉し、5000円ほどで購入して家に持ち帰る
家に絵を飾ってから奇妙な出来事が立て続けに起こる
・突如、家の中で虫が出る
・飼っているハムスターが突然、亡くなってしまう
・地下の倉庫にしまい込んだところ、水回りやネット環境が故障する
・精神的に病んでしまった
ダン・スミス氏がe-bayに出品(2022年3月5日)
はやせさんが落札(2022年3月8日)
絵画が到着後、はやせさん宅の水回りが故障
はやせさんも精神的に落ち込んで悩むようになり、体重も10Kgほど落ちてしまった
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ちなみに、『人形の絵』をGoogleの画像検索をしてみたところ、非常に興味深いWebページに行き当たったので、そちらも掲載しておく。
『ESTATESALES.ORG』というサイトである。
こちらはなんのサイトなのかというと、恐らく『Web版ガレージセール』というところではないだろうか。
『MT House Estate and Moving Sales』から出品されているのは、紛れもなくはやせさんが所有している『人形の絵』であろう。
さて、Bid History(入札履歴)を見てほしい。
『$100』で『02/20/22』に落札されている。
誰が落札し、ダン・スミス氏の手に渡るまでどのような経緯をたどったのか。
『Local pickup only in South Orange, NJ』(ニュージャージー州サウスオレンジのみの現地受け取り)と出品されていたこの絵画だが、ダン・スミス氏がこの絵画を手に入れた場所がどこなのか知りたいところである。
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