見出し画像

【随時更新】女性同士の恋愛・友情を描く小説50選


最終更新:2024年4月7日 


この記事は、

「もっと女性同士の恋愛(友情)作品が読みたい」

という欲求が深夜に爆発した、あなたのために

女性同士の恋愛(友情)が描かれた 小説 を淡々とまとめた記事です。

私が小説を読み終える度に、この記事は随時更新しますので、

「もっと女性同士の物語を読ませろ!!!(号泣)」

と飢えてしまったときは、この記事をチェックしに来てください。



『ののはな通信』 (著)三浦しをん

タイプ  :レズビアン × ノンケ
読者年齢層:10代~無限にOK
純愛度  :★★★★★



『生のみ生のままで(上・下)』 (著)綿矢りさ

タイプ  :ノンケ × ノンケ
読者年齢層:20代~無限にOK
エッチ度 :★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



『対岸の彼女』 (著)角田 光代

タイプ  :ノンケ × ノンケ
読者年齢層:10代~無限にOK
友情度  :★★★★★



『荊の城(上・下)』  (著)サラ・ウォーターズ

タイプ  :ノンケ × ノンケ
読者年齢層:10代~無限にOK
ミステリー小説度:★★★★★



『雨の塔』 (著)宮木あや子

タイプ  :なんか色々
読者年齢層:10代~無限にOK
繊細な少女度:★★★★★



『鹿乃江さんの左手』 (著)青谷真未

タイプ  :なんか色々
読者年齢層:10代~無限にOK
ほんわか女学生百合度:★★★★★


『本屋さんのダイアナ』 (著)柚木麻子

https://amzn.asia/d/fqh9y9t

タイプ  :ノンケ × ノンケ
読者年齢層:10代~無限にOK
友情度  :★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ゆるい解説と感想(ネタバレなし)



『ののはな通信』 (著)三浦しをん

往復書簡形式(お手紙を交換し合う)の小説です。 結構、分厚い本です。
主人公の「のの」「はな」がお手紙を交換し、そのお手紙の内容を読むことで、物語を読み進めることができます。
物語は、「のの」と「はな」が高校生の時代からスタートし、大学、社会人と進んでいきます。
私はこれを読み終えた時、1週間ほど気を失っていました。(あまりにも良すぎて・・・(涙))
この作品を読んだことがきっかけで、「女性同士の恋愛・友情を描く小説をもっと読みたい」と思い、インターネットやnote内検索でその手の作品を漁るようになりました。
しかし、小説だけをまとめたサイトが少なかったため、
「誰もやらないなら、私がやる(決意)」
と思い、この記事を作成しました。 


『生のみ生のままで(上・下)』 (著)綿矢りさ

普段本を読まない人でも、非常に読みやすい作品だと思います。
上下巻で分かれていますが、うすっぺたい本です。
読んでいると、登場人物たちがみている景色や、かいだ匂いが自分にまで伝わってくるような不思議な感覚になります。
主人公は逢衣(あい)、その相手となるのが彩夏(さいか)です。
この2人が感情をぶつけ合い、意見が衝突する場面があります。読み手としてはハラハラすると思いますが、気付いたらエッチが始まるので大丈夫です。私は読んでいる時「また おっ始まった・・・」と思わず頭を抱えながら血眼で熟読しました。
私の脳内では映画化決定しており、彩夏(さいか)は、絶対に菜々緒が演じるべきであると思います。異論もないと思います。
ええ、「シゴデキ」な私はちゃんとイメージ画像のご用意もございます。

石田ニコル&菜々緒のバレンタインデーキッス

はい、もう私の中の逢衣彩夏のイメージ通り!!!!!!!(号泣)
ありがとうモデルプレス・・・涙
この画像で
「ええやん…」
となった方は、ぜひ『生のみ生のままで』を読むべし


『対岸の彼女』 (著)角田 光代

様々な立場の女性が出てくる小説です。
主人公「小夜子」と「葵」の2つの視点からストーリーが描かれます。その2つのストーリーはある地点でカチっと出会います。
最初読んでて混乱するかもしれませんが、この2視点ストーリーの交錯が非常に面白かったです。
この作品では女性同士の友情についてかなりリアルに描いており、読み手は「嫌だった過去」や「楽しかった出来事」など、色々な過去を思い出すんじゃないかなと思います。


『荊の城(上・下)』  (著)サラ・ウォーターズ

舞台は19世紀半ばのロンドン。主人公の「スウ」が、顔見知りの詐欺師から「令嬢をたぶらかして財産を奪い取ろう」という計画を持ち掛けられ、スウが令嬢の「モード」の侍女になるところから物語は始まります。
この本は、普段活字の本をしっかり読んでいる人向けです。正直むずい。
韓国映画『お嬢さん』の原作になったとか。(知らなかった)
この本、私が学生の頃にめっちゃ好きで、このnoteを書くために改めて読み直したのですが、「こんなに文学的な表現が多かったのか」と驚愕。若いときの欲望すげえ
女性同士の恋愛作品を読むとしても「内容はしっかりとしたものを読みたい!」という人にはオススメ
ちなみに作者はレズビアンですので、その点は安心と信頼の実績(^^


『雨の塔』 (著)宮木あや子

全寮制の女子大が舞台のお話。登場人物は4名いる。寮に入ることになった背景がそれぞれあり、なんだか静かで切ない雰囲気の小説。
短いのでその点は読みやすいけど、普段小説を読んでいる人向けかなと思う。 空想するのが好きな学生さんに合うかも。


『鹿乃江さんの左手』 (著)青谷真未

1つの女子校が舞台の短編集。文体も読みやすいし、1作品が短いので普段読書しない人でも読みやすいと思う。1冊のなかに3作品ある。どれも主人公は違うけど、同じ学校なので話がちょっとリンクしている。
なんかこう、恋をしたての10代ならば悶絶しながら読めるのでは。「甘ずっぺえ・・・」って感じ。逆に社会のなかで揉まれて心も身体も擦り切れた大人が読むと「こういう気持ちって、いつから無くなってたんだろう…」と残酷な時の流れを感じ、無駄にダメージを受けるかもしれない。


『本屋さんのダイアナ』 (著)柚木麻子

この小説、最高すぎました(涙)
この小説は、2人の女の子が主人公のダブルヒロイン小説
主人公の一人、ダイアナは、本好きで頭もいいけど、気難しい性格でおうちも貧しい。
もう一人の主人公、彩子は、裕福な家に生まれたけど難しい本はあんまり…親に言われて勉強して中学受験して…って感じ。
こんな対照的な二人が小学校で出会い、お互いに影響を与え、影響を受けまくり成長していきます。
作中には、実際に存在する「色んな本」が登場します。本好きな人は、もっともっとこの作品を楽しめると思う!
いやもう…この本は良すぎて…正直言語化できない。面白すぎた。この本を読む時間が生活の楽しみになってました。


すまん・・・まだ7作品しか読んでないんや・・・(爆
タイトル詐欺でごめんやで・・・

もし、
「この作品も女性同士の恋愛(友情)が書かれてるよ!」
という情報をお持ちの方は、ぜひコメント欄でお知らせください。

読んだら更新するので、待っててね・・・

つづく(あと43作品


コメント欄まとめ & いつか読む読むリスト

・『ミーツ・ザ・ワールド』(著)金原ひとみ
・『製鉄天使』(著)桜庭一樹
・オーシャンクロニクルシリーズ(著)上田早夕里
 (『獣たちの海』の「カレイドスコープ・キッス」)
・『あの家に暮らす四人の女』(著)三浦しをん
・『けむたい後輩』(著)柚木 麻子
・『猫背の王子』(著)中山可穂
・『天使の骨』(著)中山可穂
・『愛の国』(著)中山可穂
・『ジゴロ』(著)中山可穂
・『白い薔薇の淵まで』(著)中山可穂
・『新世界より』(著)貴志祐介
・『ぼっけえ、きょうてえ』(著)岩井志麻子
・『同志少女よ、敵を撃て』(著)逢坂冬馬
・『ルー=ガルー ― 忌避すべき狼』(著)京極夏彦
・『ババヤガの夜』(著)王谷晶
・『ダーティペア』シリーズ(著)高千穂遙
・『わすれなぐさ』(著)吉屋信子
・『花物語』(著)吉屋信子
・『屋根裏の二処女』(著)吉屋信子
・『星月夜』(著)李琴峰
・『沈没船で眠りたい』(著)新馬場新
・『サーカスから来た執達吏』(著)夕木春央
・『無法の世界 Dear Mom, Fuck You』(著)樋口毅宏
・『明日のあなたも愛してる』(著)ケイシー・マクイストン
・『吸血鬼カーミラ』(著)レ ファニュ  (翻訳)長井那智子
・『独り舞』(著)李琴峰
・『キャロル』(著)パトリシア・ハイスミス
・『台湾漫遊鉄道のふたり』(著)楊双子