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息子と娘

「おおきくなったら、お父さんとけっこんするの」
・・本日も、家庭内キャバクラ開店中。 
(西原理恵子+父さん母さんズ『ああ娘』より)

西原理恵子さんの『ああ息子』と『ああ娘』が抜群に面白いです。

男の子と女の子の子育てあるあるエピソードが満載。サイバラ流の毒を吐きつつ、おもしろうてやがて悲しき情感あり。

ハウツーの話しはないのですが、親の気持ちがラクになる不思議な育児書です。

パンチ力があるのは圧倒的に『ああ息子』。

男の子の野蛮っぷりが爆発です。愛すべきバカ息子たちに愛情が深まること間違いなし。

『ああ娘』はかわいらしくて、ほほえましいエピソードばかり。息子たちが原始時代を生きているとしたら、娘たちはポエムの世界の住人です。

アイウエオ順で子育てを綴るnoteです。今回は「ム」で、息子と娘。男の子と女の子の育児書を紹介します。

ぼくは娘がふたりで、子育てが始まった十年ほど前に女の子の育児書をひととおり読みました。おすすめは、諸富先生と漆先生の本です。

お子さんをハッピーな女の子にする一番の近道。それは、ほかでもないお母さんご自身が、心からハッピーになって生きていることなのです。
お母さんが毎日を楽しそうに過ごしていれば、娘さんは必ず、「ああ、人生って楽しんでいいものなんだ!」と感じて、生きることに積極的になります。
反対に、お母さんが毎日つらそうにして生きていれば、娘さんは、「生きていくってつらくて、大変なことなんだな」と、ネガティブな人生観を持ってしまうのです。
家庭における「お父さんの仕事」として、ぜひ子供のためにやってほしいと私が思うことは、「家庭に仕事を持ち込む」ことです。
「家庭に仕事を持ち込まない」という主義の方もいらっしゃると思いますが、これまで学校で、社会と子供をつなぐさまざまな取り組みをしてきた経験上、子供が将来の仕事を考えるうえで、もっとも身近な社会人である親の仕事を知ることは大きな意義があると感じています。

女の子にとっては、ママがロールモデル。女の子の子育ては、ママがハッピーでいることが何より大事。

パパの役割は、ママが娘と楽しく過ごせるように裏方で整えること。演出を担当することがあれば、大道具係もする。脇役になることもあるけど、お客さんにはならないように。

かたや男の子の育児書は、書店に沢山並んでいます。わが師匠である小崎恭弘さんがこの市場を作りました。

男の子育児書シリーズの1作目『男の子の 本当に響く 叱り方ほめ方』は当時amazonランキングで2位につけたベストセラー(1位はハリー・ポッター)。

「この子は私の大切な息子! ぜったいにわかり合えるし一生大切にする!」と思っているお母さん! 彼はそんなことまったく思っていませんし、きっとパンツ脱ぎ散らかして走り回っているはずです。残念ながら。
「息子とわかり合えないのは当たり前」。
まずはここからスタートしましょう。

お母さんにとって、男の子は宇宙人みたいな存在感があります。父親にとっては、原始人的な息子の行動も、自分が一度通った道なので分かり合えるのですね。

5月28日にはファザーリング・ジャパン仲間の高祖常子さんも男の子本を出版されます。こちらも要チェックで。

男の子と女の子、どっちがいいんでしょうねー。

女の子がいいと思っている親は、きっと次のように思っています。

息子はSON(損)、女の子をほしGIRL(ガール)

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