『ツーオンアイス』を読んでくれ。
読んでくれ。
頼む。
待って待って、突然ツーオンアイスってなによ
ツーオンアイスは、
『週刊少年ジャンプ』において、連載されていた漫画です。
(24年4月15日に刊行された2024年20号にて連載完結済、全28話)
現在1・2巻が刊行済で、3・4巻が24年6月4日発売予定です。
フィギュアスケート競技における「ペア」に挑戦する
中学生3年生の男女ふたりが主人公の物語です。
現実においても「シングル」に比べて、マイナーとされる
「ペア」競技の魅力を中心に伝えつつも、一方で、
アスリートの人生、人々との関わりをテーマに扱います。
なるほど、所謂スポーツモノなわけね
まあ、そうなんですけど。(そうなんだ。)
それだけではないんですよね。
僕がこの漫画すごいな、感動したなって思ったのは、
スポーツやってて楽しいとか、この競技面白そうとか
そういうところじゃなくて。
あーいや、ペアの演技動画見て、感動して号泣してますが……。
(しかもこの漫画読んでなかったら見てないと思う)
うーん。
誰かと手を取り合って、同じ道を進んだり、
目線をあわせて同じ景色を見たりできる誰かがいる
人生ってすごくいいな。
って感じなんですよね。
つ、月並みだ~。月並みの表現力で申し訳ない。
アンタ自身はどう思ってる?
個人的な感想なんですけど。
漫画的な魅力でいえば、
・登場人物のディティールがちゃんとしてて、
考え方とか性格とか、一人一人が印象に残ってるところ
・小さいコマや隅の、ちょっとした描写とか
全体で文脈を探ると出てくる行間とか、
表情や台詞に出ていない、隠れた心情が見えてきて、
こういうことなのかな?と考えさせられるところ
が良かったです。物語的な魅力でいえば、
・主人公ふたりの出会いのドラマティックさ
憧れからはじまった関係が、同じ視座を共有する
ペアになっていく関係の変化。
・「選択」と「人生」という圧倒的に重いテーマ
・競技「ペア」と対比される「シングル」
絶対的な才能、肉体、表現力を持ち、世界の頂点でありながら
競技者・表現者の苦悩を体現する
空天雪(タカユキ)というキャラクター
・先を行く「ペア」競技の先達たち。
主人公ふたりを見守る彼らが織りなす
暖かな世界、人びとの輪。
・奥行きを感じさせられる心情描写
ですかね。
「…………」
うわー。めちゃくちゃ感動したし、泣いたし
全人類に読んでほしい~~って思ってるのに
自分の表現力が貧弱なせいで……。俺は無力。
僕は、正直スポーツとかダンスとかてんでだめで
どっちかっていうと音楽とか芸術とかのが
興味あるタイプですし。
普段の生活とか生業も、何か後世に残ったり
誰かの助けになったりするような仕事をしてるわけ
じゃないですし。
自分は、ひとりでも生きていけると思ってるし
何なら自分がいなくても、世界はまあ回っていくだろうな
と思ってますし。
自分語り得意系なんで(ドヤるな)
自分自身のことを、共感性高めだと思ってる人には
軒並み刺さると思うんで、読んでほしいっす。
ほ、ほら単行本の絵、絵とかめっちゃきれいですし…。
書きおろしのちっちゃいコマの綺更(主人公の女の子のほう)
めっちゃかわいいんですよ。
よろしくね!
あ、あと同じように
『ツーオンアイス』のことが
好きだな~、とか。良いな~、とか感じてる人いたら
代わりに布教しておいてほしいかも。
良い漫画を良いつってるレビューはなんぼあってもいいですからね。
6月4日発売の3・4巻を読んだら
またツーオンアイスについて書きます。
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