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12月25日(月)上場企業、今期配当最高16兆円 家計に3兆円効果

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📰今日のニュース

上場企業、今期配当最高16兆円 家計に3兆円効果
新NISAに弾み


今日は株式の配当に関する話。


💹マーケット

☝️一面のワケ

配当金が増えることで家計を潤わせる可能性がある。

📚目次

  • 配当が増加した理由

  • 新NISAへの期待

  • 「余剰」はあるのか

🪅ポイント

  1. 配当金が増えた理由は2つ

  2. 価格転嫁による業績改善と、東証再編による株価上昇

  3. 配当が増えることで家計にもプラスになっている


💴配当が増加した理由

日本企業の配当金が増えてます!あの企業もこの企業も…ただ欧米企業に比べれば配当金の割合が少ないので改善の余地があるよね。というのが今日の記事です。

配当が増加した理由が2つ挙げられています。

  1. 企業の業績改善

  2. 東京証券取引所の再編

以下にそれぞれを説明していきます。

1つ目。企業の業績改善。

業績の改善は物価高に対応するためにコストの増加分を商品価格に上乗せできるようになったことが理由です。

これまで日本企業は買い控えを恐れ原材料価格が上昇しても値上げができず「企業努力」で対応してきました。

ようやく商品価格を上げられる風潮が出てきたことで企業の業績が改善しています。

2つ目。東京証券取引所の再編。

「日本企業の価値を高める」という目的から2022年4月に東京証券取引所(東証)は大きく再編されました。

新しい東証では「PBR(株価純資産倍率)」という指標が重視されるようになりました。

PBRは高めるには純資産を減らす(投資する)か株価を上げる(自社株を購入する)かのどちらかで「自社株買い」を選択する企業が増え配当が増える結果となりました。


🏦新NISAへの期待

株式の配当は配当金として株主の手元に入ります。

株式は企業が購入しているケースも多々ありますか、記事内には約2割が個人保有となっており、よって3兆円が家計(各世帯)に入ったと計算されています。

岸田首相は新しい資本主義で「資産所得倍増プラン」を掲げています。

所得は各企業の賃上げに、資産の方は投資枠が40万円→120万円に広がった来年1月から始まる新NISAに期待をよせています。

配当金が増えることで家計にもプラスになると感じてもらい、NISAを通じて個人資産を金融市場に投入してもらい経済成長に繋げたいという考えです。


🤔「余剰」はあるのか

《2分で一面(ニブイチ)的視点》

日本の個人の金融資産は約2000兆円ありそのうち半分の約1000兆円が現預金だと言われています。

またその金融資産の約7割を60歳以上が保有しており配当が増えたとしても現役世代の家計が潤うわけではありません。

以前も書きましたが投資は基本的に「余剰資金」で行うのがセオリー。「余剰」なんてないよって若者は少なくありません。

まずは投資に回すことができるように賃金を上げていく必要があるのではないかと考えています。


📰今日のその他の一面

〈展望2024〉国際情勢 危機の連鎖、広がる懸念 大戦の失敗に学ぶ

記事内にもある通り「力による現状変更」を認めてしまうと火種を抱えていた他の場所で同じ様なことが起こってしまう危険性が高くなります。ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの争いもありました。国際社会として「力による現状変更は認めない」とメッセージを発し続けることが重要だと思います。

会社代表者の登記住所、希望者は非公開に 来年度にも

会社の登記情報には代表者の住所が必要で、引っ越したら代表者住所変更手続きをしないとなんですけどなぜ必要なのかなって思ってたら訴訟になった時に内容証明郵便送るためなんですね。郵便が届くことが確認されるのであればこのご時世ですし非公開でもいいよなって気はします。

アジア系ファンド、介護大手「イリーゼ」を買収 900億円規模

先日も日本生命によるニチイホールディングスの買収が一面トップになってましたが、介護関連事業の買収が続きます。これから成長が見込まれる市場とはいえ介護報酬次第なところもあるため3年ごとの改定でプラス改定を勝ち取れるかという政治的な側面もあるなと感じています。


✉️追伸

そろそろ1年も終わりに近づいてきました。

年末に(もう年末ですが)今年1年を振り返る記事10本を出そうと目論んでおります。

楽しみにお待ち下さい。

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