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3月9日(土)一週間を振り返るニュース10本

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今週もお疲れ様でした。

今年の最大トピックはどうあがいてもアメリカ大統領選になると思いますがその構図がついに決定しました。

さて植田総裁の参議院予算委員会での発言等を受け木曜あたりから円高になりつつあります。

日本銀行の金融政策決定会合は今月の18,19日。

今月会合で金融政策の変更はあるのか注目が集まり始めています。

転換期って感じがありますね。

それでは今週もニュースで振り返っていきます。


7️⃣一週間を振り返るニュース10本

《記事のジャンル》

💵経済🏛️政治🌎国際🗾国内

💵食品高、消費冷やす エンゲル係数は00年以降で最高 賃上げ、日銀政策にも影響

物価高で「食費」に影響が出ていると言われてきましたがエンゲル係数でもそれが示された形。エンゲル係数は消費支出に占める食費の割合です。スーパー各社はプライベートブランドの商品を充実させたり特売を行うなどして対応しています。株高でも「景気の良さ」を感じないのはこういうところ。まずは実質賃金をプラスにするところがスタートになりそうですし「物価上昇が食費に影響出ている」ということで金利を引き上げる(物価は下がる)根拠にもなりそうです。

🗾下請けへの不当減額、公取委が厳格姿勢 日産に勧告へ

金曜日の一面にもあった件。自動車メーカーで不祥事が続くなという印象ですが日産は検査の不正等ではなく下請けへの圧力。インボイスの導入等があったため大企業から中小企業への減額圧力は国をあげてなくそうとしています。今後このような摘発や記事は増えてきそうです。

🏛️アップル制裁金2900億円 欧州委、音楽配信で 「競争法に違反」

EUが推し進める巨大IT企業を縛る動きの一環だと捉えて良いと思います。EUはデジタル市場法(DMA)を成立させ本格的にアップルやグーグル、アマゾンなどを規制できる環境作りをリードしており日本もその流れに乗ろうとしています。注目はアメリカが規制に踏み出すかどうか。

🌎グリーン水素、中国が攻勢 再エネ由来電力で生成 石油大手、インフラ投資急ピッチ 内陸部の余剰電気活用

次世代のかなり現実的なエネルギーの1つと目されているのが水素。パイプラインでの供給もできるようなのでユーラシア大陸では天然ガスのように行き渡らせられる可能性があります。水素生成に化石燃料を使うかどうかで水素の「色」が分かれており需要があるのが化石燃料を使わない「グリーン」。また地中に水素が眠っているという報告もあり水素を巡る動きが活発になりそうです。

🏛️イラン国会選、保守強硬派が圧勝 米欧と対立路線激化も

イランの転機は2018年のトランプ政権下での「イラン核合意離脱」でした。経済制裁が再開されイラン国内ではアメリカに融和的だった政権に批判が起こり強硬的な政権へと変わります。イラン核合意が続いていればイランでのデモも、ロシアへの自爆ドローンの提供もなかったのかもしれないと思うとちょっとやりきれません。

🏛️中国、難路の成長維持 今年「5%前後」へ財政出動 全人代開幕

中国で全国人民代表大会が開催され今年も5%の経済成長を目標に据えました。ただエコノミストは軒並み4%台を予想しておりかなり難しいのではないかと見られています。経済は明るい見通しが持てない状況ですが、習政権としてはわざわざ憲法を変えてまで3期目をスタートさせたわけでその正当性を示すためにも是が非でも達成したいところです。

💵ガソリン価格、補助金で強まる歪み 「出口」の乱高下を警戒

エネルギー関連の補助金の辞め時を見失ってしまっています。既に6兆円以上を費やし財政的に負担となっていることに加え世界的に脱炭素の取組を求められている中でエネルギーに補助金を出すことにも批判があります。いずれにしても国民は食料品と同じくガソリン価格にも敏感なため総選挙まではやめられないでしょう。

🏛️トランプ氏、共和候補確実 バイデン氏と再戦へ 米大統領選、ヘイリー氏撤退表明

共和党の候補者指名選挙が事実上終結しトランプ氏に決定しました。4年前の再現となり高揚感はなさそう。共和党内でトランプ氏の対抗馬となったニッキー・ヘイリー氏は次回の選挙に向けて良いステップだったかもしれませんが一寸先は闇なのが政界。4年後の大統領選はどんな顔ぶれになるのでしょうか。

🗾🌎EUの包装規制、日本酒は除外 食品フィルムは対象

6日時点では日本酒の瓶は規制対象になるとの報道でしたが一転回避されました。ただし、いずれは規制が入るのではないかと見ています。そもそも日本酒は1合や1升など単位が違います。合わせるのは難しいかもしれませんが「萎む国内マーケット、海外市場に活路」と言うのであれば適合していく必要がありそうです。

💵マイナス金利3月解除にらみ円高株安 1ドル147円台 日銀発信に市場反応

週のはじめ(土曜)は金融政策の変更(=マイナス金利政策の解除)は「3月と4月が五分五分」でしたが最近の委員の発言や植田総裁の発言を受け3月が優勢になりつつあるのかなという気がします。ちなみに私も3月論者。「あと1ヶ月待ったら何があるかわからない」というのが(非常に薄弱な)論拠なんですがどうなるでしょうか。


👀注目

インドに「南北分断」の暗雲

おもしろい記事でした。インドは南の方の州が裕福で北が貧しい。現在政権をとっているヒンズー至上主義のモディ首相のインド人民党は北で強く南で弱いとのこと。インドの多面性を改めて感じさせられます。少し長いですが必読の記事です。

能登地震の土砂災害、豪雨危険地域に8割集中 専門家調査「揺れで崩落、備えを」

能登半島地震では自治体や国交省が出しているハザードマップで「豪雨による土砂災害危険エリア」での家屋倒壊被害が多かったとのこと。同じ「土砂災害」ではありますが豪雨だけでなく地震も影響するねという調査です。今回の地震も影響していると思いますが危険エリアの住宅建設を抑制する動きが出てきています。減災の考え方ですね。


📰1週間の一面


✉️追伸

ということで1週間の振り返りでした。

世界的な政治イベントが多い1週間だったという感じがします。

日本は賃上げ、世界は選挙と脱炭素というのが大きいトレンドでしょうか。

個人的な注目は日銀の動きです。

それではみなさま良い週末をお送りください🙌

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