2023.4.4
何度か上陸したことはあったけど経由地としてしか行ったことなかった直島。
国際芸術祭とかのアートイベントとか現代美術にはそんなに興味が向いてなかったんだけど、美術館には行ってみたいなとぼやっと思っていたところ、好きな子に直島行ってみないって誘われて行ってみたら思ってた以上によかった…
直島はやたらと安藤忠雄建築があって地中美術館とベネッセハウスミュージアム李禹煥美術館、ANDO MUSEUM 南寺。
時期的に?周りの人たちは海外の人ばかりで、ANDOMUSEUMや地中美術館では建築関係だろうなぁという海外の団体さんもチラホラ。
建築とか美術館はすきだけど、安藤建築はどちらかといえばアート寄りだと思っていてわたしの建築好きの目線はデザインとか人間工学寄りなので、安藤建築はかっこいいけどかっこいいな〜としか思ってなかったんだよなぁ。光は綺麗だなとは思っていたけど。
でも地中美術館みてモネの空間が自然光の採光で作られてるのに気づいて、光に対する追求をしている安藤忠雄建築だからこそできる空間だなと思ってだいぶ感動した。モネを採光で見られる美術館は日本では多分ここしかないんじゃないかな。
とんでもない大金持ちになったらモネを買い取って自然光で見るんだっていうわたしの夢を安藤忠雄が叶えてくれた。とんでもない大金持ちになれる予感がなかったので嬉しい。
ジェームズタレルの作品も初めて見たけどとてもよかった。地中美術館の3作品と、南寺の作品。
これは調べずに見たほうがいいやつ。シンプルにびっくりするし体験として面白い。
でも初見の発見で終わるタイプかなと若干思ったんだけど、地中美術館のジェームズタレルの光の作品は数分の体験の入れ替え制なんだけど30分かけて徐々に色が変わっていくって係の人に聞いたので、繰り返し行ってもまた感覚が変わりそう。
この日はすごくお天気がよくて、その光の中でみるモネもよかったんだけどきっと天気や時間帯や季節によっても違って見えそうで、こういう時間による光の違い、見え方の違いにとても興味があるのでわたしのど真ん中すぎました。
毎日塩屋から須磨までの海沿いを通勤のJRの窓から見てるんだけど、晴れの日の強く反射する光、海の青色、曇りの日の鈍く金属のような光、海の明るいグレーと紫と緑と黄色、雨の日の空との境がなくなるぼやっとする光、海の濃いグレーと白
季節や時間帯によって毎日全部違うのが嬉しくてどれも綺麗でその数分だけ意識的にスマホは見ずにその様子を見てるんだけど、こういうのを全て表現するアーティストでありたいと私も思うよ。今日は文字で表現できたのでわたしもアーティストです。よろしくどうぞ。
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