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ダコワーズ

帰り道、お菓子屋さんに寄り道したら、モンブランが売られていた。
モンブランの断面図の一番下には「ダコワーズ」と書いてあった。
どうやら、底にダコワーズが敷かれているもようだ。

・・・ダコワーズ?
どんなお菓子か知らない。わからないけれど、聞いたことはある。多分いいお菓子。
横を見ると、お菓子単体で、
「ダックワーズ」が売られていた。

・・・ダコワーズ?ダックワーズ?

どう考えても、本来は同じ表記のふたつだが、
日本語にすると両方違和感がある。
怖そうな「ダコワーズ」、アヒルみたいな「ダックワーズ」。

どっちが好き?とかの問題じゃない。
訳した人の頭の中には、同じ文字が並んでいる。
それをその人が如何にカタカナに下ろしたか、である。

訳した人は、訳す前の文字が見えている。
私にはそれが見えていなくて、見えているのは、何となく怖そうな「ダコワーズ」と、何となくアヒルみたいに見える「ダックワーズ」のふたつなのである。

何かを通して見えるものは、見え方がこんなに違うとはね。
印象が変わるよね。
本物見ないとだな。

だ・・・ダククオイゼ・・・
本物、気品高くて読めない・・・







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