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未だ、爆発ならず
「M-1 アナザーストーリー」は毎年見てしまう。
悪い気がするのだ。
いわゆる裏側、普通に見ていいものではない。
他人の家だとか、舞台裏だとか、「表舞台」で見せないようなこと、
見せたくないようなこと、そういうものを見るのだから。
いや、それよりももっと今年心の中に響いていた言葉が、真空ジェシカの川北さんが言っていた
「感動で終わらせたくない、笑わせたい」という言葉かもしれない。
私は正直、人を感動させるほどの力がある人間に対して尊敬の念が止まらない。
漫才師の裏側を、「それでも」毎年見ちゃうのは、生き様があまりにかっこいいから。に他ならない。
毎年見て、毎年思うことは違うけれど自分を反省するのだ。
必ず。
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そうか、人に自分の生き様で感動してもらっちゃうのは本望じゃないのか。
それは驚いた。漫才師って、漫才じゃなきゃ、ダメなんだ。
人を笑わせなきゃ、ダメなんだ。
文章にして見てみると、いかにも当たり前のようなことであるが、そうじゃない認識だった。
今年のアナザーストーリーを見て、見ながらまた強烈に「自分の人生を変えたい」と思っていた。
ノートに書いた。
「わし人生を変えたい 人のために仕事したい」って書いてた。
くるまさんの密着を見ながら強烈に「この人生きてるな」って感じた。
見てる途中に、自分の働きっぷりを反省した。わし今、なんのために働いてるんだろうか。辛い以外に何かないのか。
さや香の新山さんが「M-1に人生変えてもらおうなんて思ってない。自分で変える」と言っていた。くるまさんもケムリさんも出井さんも楢原さんも、みんな自分で人生、変えたんだ。
自分で、変えるんだ、人生は。
そこ学んだ。今回特に。
ずっと頑張るのって辛い。その原動力ってなかなか見当たらない。
ロングストーリーになると気合が入れづらいものだ。
そういう意味で、一年前のM-1が、「悔しさ」が、その「悔しさから始まった」ライブが、ヤーレンズと令和ロマンの4人を一年間押し続けてくる原動力になっていたんだなと思った。
もう一個、2組を見て感じたのは、人の存在だった。‘ヤレロマ‘ は、2組、相手も頑張ってる。そしてヤーレンズのことを誰より喜んでくれたというトム・ブラウンや、令和ロマンにとっての児島さん。皆、周りの人との繋がりが分厚かった。
わし、未だ、爆発ならず。毎回毎回、アナザーストーリーの感想が自分に帰化してばっかりだ。
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