今日あったこと 2023/09/23

カイバ

カイバというアニメを見た。シーシャ屋のお姉さんに「カイバを見て感想を教えてください」と言われていたので、お姉さんのシフトに合わせて土曜日に行くことにしていた。

カイバは、『四畳半神話大系』や『犬王』の監督である湯浅監督の作品で、U-NEXTで見放題配信されている1クールのSFアニメだ。

あらすじ
記憶のデータ化が可能となり、肉体の死が死とは呼べなくなった世界。記憶はデータバンクに保存され、身体を乗り換えることなども可能。同時に違法な記憶の改ざん、記憶を盗むことも行われていた。そんな中、カイバは星を巡り、記憶を取り戻していく。

U-NEXTより

芸術的だなーって感じのアニメで、デザインや演出が独特だった。個人的にはそこそこ面白かったけど、驚くほど感動的な感じはなかった。
4話くらいまでに世界観の説明があって、「この世界は不老不死を実現した世界ではあるけれど、基本的に庶民には常に絶望が漂う世界なんだな」とか「命や記憶といった、個人を特定するとても重要な要素が希薄になった世界では、真に大切なものは人間同士のつながりであって、それを軽視してしまったキャラクターはみんな不幸になっているな」とか思った。
8話くらいまでにこの世界の社会の向かう先であったり、作中で解決すべき問題が明らかになっていき、資本主義社会への警鐘とも取れる描写が登場する。
9話以降は主人公カイバ本人の物語に収束していき、最終的に世界を救う鍵が彼の中にあることがわかっていく。そのなかで、作中にてずっと描かれていた「人間を人間たらしめるものは愛だ」というメッセージが強く語られていく。

SFと人間の本質というテーマは切っても切れないつながりのあるテーマだと思うし、まぁそこまでキャラクターに思い入れが持てなかったり、ぼく自身が「愛(とくに恋愛)」をよくわからないまま生きてきた人間なので、正直言ってそこまでピンとは来ていなかった。
ただ、好きなシーンはいくつかあって、シーシャ屋のお姉さんに自分の解釈と合わせてそのシーンの話をしたところ結構喜んでもらえたのでうれしかった。

ぼくの人生における50の目標のうちの一つに「文学をする」というものがある。リハビリにはちょうどいい作品だったような気がする。
元々の配信がWOWOWで、現在もU-NEXTのみでの見放題配信なのであまり観た人が多くなくて、解釈や考察をまとめた記事みたいなものが少ないのがちょっと難点だ。答え合わせがしたい。誰か見た人がいたら解釈とか教えてほしい。この作品の主題は「愛」でいいんだよな?

ボドゲ会

友達の家に泊まってボードゲーム会をした。
ときたま一緒にカタンをしている友達だ。最近カタンばかりでちょっとマンネリ気味だったのでぼくの持っているボードゲームを持って行った。

「コヨーテ」「お邪魔者」「ito」の3作。カタンもやったし持って行った3作も全部プレイした。
itoがやはり結構盛り上がった。特に盛り上がったお題は「結婚したいアニメ漫画のキャラ」。3人プレイだったので1人2枚の数字カードを引いてプレイしていた。
ぼくは94と97。めちゃくちゃ高かったのでちょっと考えた末「道明寺司(94点)」「花沢類(97点)」で提出した。すると相手が「ネフェルタリ・ビビ」を提出してきて自信満々な顔で彼女は高貴な生まれだとか顔も性格もスタイルもいいだとかとにかく高得点だぞというアピールをしてきた。
負けじとF4だぞとアピールしたけどあまりの自信に気おされて譲ったところ、ビビは96点だった。惜しい。
itoは答え合わせの後が本番。「96でビビは低い!」とめちゃくちゃな言いがかりで責められていた。ぼくも責めた。今になって思うとかわいそう。
あと花より男子を既読のプレイヤーから「道明寺は85くらいだろ」とマジレスを食らって「いや知らんが?」と煽りあいになった。

コヨーテはそのシンプルかつ奥行きのあるゲーム性を気に入ってもらえたらしくて良い感じだった。次回も持参します。

また新しいボドゲを買いたいと思う。ちょっとYouTubeであさろうかな。

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