白血病 造血幹細胞移植とCar-t cell therapy⑪
めでたく退院。
9月8日に入院し、その月の16日に造血幹細胞移植をし、いつ退院出来るのかと苦痛の闘病生活は続きました。本当に休みなく毎日が戦いです。
移植前処置として強い抗癌剤で癌細胞を含む他の健康な幹細胞も破壊されてしまいます。そして、その状態で移植を受ける事でドナーからもらった幹細胞が定着しやすくなります。
色んな副作用はありますが、退院までの最終目的は幹細胞が定着し新しく幹細胞を作り出すとヘモグロビン、血小板、白血球などの値がゆっくりと増えてきます。毎日の採血からその値がある基準値まで増えた事が確認出来れば退院との事でした。
血液検査で医師が肝臓や腎機能を始め、主に移植後のヘモグロビン、血小板、白血球の値をチェックし、毎日ホワイトボードに書いて表にしてくれます。
移植後1日目はヘモグロビン84g/L(115-165正常値)血小板173 (150-400正常値)白血球2.1(4.0-11.0 正常値)※輸血を受けています。
6日後、ヘモグロビン77、血小板10😲、白血球ゼロ😲😲 ※輸血を受けています。
皆さんご存知の赤い輸血は赤血球、ヘモグロビンを補い、白黄色っぽい輸血は血小板を補ってくれます。白血球は白血球の種類の好中球が自然に育ってこないと増やせません。育ってきたらGFS注射💉で細胞を活性化して白血球も増やせます。
つまり、輸血で増やせる物は大丈夫ですが、白血球は好中球が数値で見えてくるまで待たないといけないという事なのです。
副作用はしばらく続き辛いですが、薬や点滴により移植後の拒絶反応や感染症は防ぐことができます。そうです。好中球が育つまで浸すら耐え忍ぶのです🤯🤯🤢🤢🤑🤑😱😱
そんなこんなで2020年10月14日.無事に退院できました🥳🥳約5週間の入院でした。
日本とは違い直ぐに退院になります。いいのか、悪いのか。私は早く退院できて良かったです😊
あ〜家に帰れるー!!家族に会えるー!