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白血病 造血幹細胞移植とCar-t cell therapy⑨

コロナ渦中日本からオーストラリアへ

私が入院していた時に病室が隣りだった80代の女性とたまたま住んでいる自宅が近くだったこともあり、親しくさせて頂くようになりました。
その方も病気を患っていてとても親身に私達家族の事を思って下さり、ある男性のボランティアドライバーさんを紹介して頂きました。コロナ渦ということもあり、免疫機能が低い私はバスや電車での移動は感染リスクがあるという事で、いつも旦那さんに送り迎えをしてもらっていました。調度オーストラリア政府が自宅待機、隔離するように規制して国民に呼びかけていたので旦那も仕事には行けず自宅に居てくれたので私としては本当に助かりました。
そして、子供達も学校に行けず自宅待機していました。それを考慮してくれたその女性は私に友達でもあるボランティアのドライバーさんに送り迎えしてもらってと言ってくれたのでした。とても有難く私達も素直に了承する事にしました。
そして、そのドライバーさんとの通院の初日、何と待てども待てども迎えが来ず、結局タクシーで病院に行くことになりました😁😁まぁまぁ、そんな事もあるか、ボランティアだし🤣
この話は後ほど続きがあります。

7月になり、東京に住んでいる私の姉がドナーになってくれるということで、コロナ渦中に特別メディカルビザを収得してオーストラリアに渡航する事が決まりました。その時期オーストラリアは厳しい規則があり観光ビザは中止状態で渡航する事は認められていませんでした。その為特別に出してもらえたのがメディカルビザでした。
姉は到着後指定されたホテルに連れて行かれ14日間隔離され、部屋から一歩も出れず、部屋のクリーニングもなく与えられた食事だけで生活する事になりました😥申し訳ないです😣
いよいよ、隔離も空けて家に泊まる事になりましたが、数日後に私は移植の前の抗癌剤治療を受けるために転院先の病院に入院する事になりました。
私が通院入院している間、子供達の世話、掃除や食事、家事全般をしてくれて大変助かりました。有難い姉です。
そして、私が入院して移植前の抗癌剤治療をし終えたその直後に、姉は隣の別の建物で造血幹細胞を数時間もかけて採取し、そのフレッシュな幹細胞をナースが病室に届けてくれてそのまま移植になりました。
昔は、骨髄移植をしていて大変大掛かりで痛かったようですが、現在は造血幹細胞移植が主流となり簡単に言うとドナーから頂いた造血幹細胞を点滴で輸血してもらっている感じです。
ドナーは大変ですがもらう方は楽です。でも、その後の副作用がかなり大変なのです😫😫

後で知りましたが、元々小柄な姉は造血幹細胞を採取され、生気を吸取られたかのように動けなくなり、私を救う為にかなり大変な思いをしたようです😭
ドナーは採取日の数日前から幹細胞を増やす為にGFSという注射をお腹に毎日打ちます😲体格などで本数や回数が異なります。しかも自己注射😖日本ではナースがやってくれるのかな??
痛い怖い思いをさせてしまって本当に申し訳なかったです。


とても鮮やかな赤色でした。


移植の様子。







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