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勉強のやり方を、変える(放任マイペースから大リーグボール矯正ギプスへ)
新6年になり、サピックスの土曜特訓が始まり、なんだか急に受験が現実味を帯び気忙しくなってきた、、のは親だけで、相変わらずマイペースな長男。だが、笑ってもいられない事態が。
これまで、noteにも書いた通り割と放任的に勉強をやらせていて(もちろん分からないところを教えたりもしてたけど)成績は鳴かず飛ばずながらも、5年の最後の方はやや上がり調子で親子ともども調子に乗ってたんだけど。
新6年のテストがびっくりするほど散々な結果で。結局、毎月のテストはちょっとはいい時もあったけど、5年トータルで見ると基礎が身についてませんね、ってことを突き付けられた結果だった。まあぶっちゃけ毎年、新●年テストはあまり成績がよくないのだけど、今回は深刻だ。回答を見ていても「いや、ここは解けてなきゃダメでしょ」というところをことごとく落としており(淡路島、とかね)、
このまま受験に突入するのはマジでヤバい
ということを改めて突き付けられた。いやー毎回毎回のテストの結果で自分でも笑えるくらい一喜一憂しててはた迷惑な親なのですが(テスト結果よかったときはこのまま受験に突っ込みたいとか言ってた私)、泣いても笑ってもあと1年。じゃあどうするのか。
2月の勝者無料キャンペーンで一気読みしていた中で、やっぱり受験にスイッチが入るのは「子供が心から行きたいと思える学校を見つけたとき」だよね、というのを感じた。まさに自分事化。長男のお友達を見ていても、それがある子は強い。あるいはもとから負けず嫌いか精神年齢が高いか。しかしどの要素にもかすりもしない長男。このまま放任でダラダラ勉強してたら、たぶんどこにも受からない。それでも、まあ、「いい経験したね」「高い授業料だったね」なんて言えるのか。
ようやくお尻に火が付いた(親の)
ということでソリューション先に言います。個別指導塾を変えることにしました。「勉強を教える」→「勉強のやり方を教え、計画を立てやらせ切る」への転換。
理由:致命的な国語と社会を伸ばすため
長男は算数と理科はそこそこ得意だけど、国語と社会が壊滅的。4-5年の平均偏差値を比べてみても安定的に10以上の差がある。算数を制する者は受験を制すというけど、この状態でどんなに算数を伸ばしても、国語と社会が足を引っ張りすぎてどこにも受からないことは明確。勉強もほおっておけば、好きな算数と理科はやるけど苦手な社会と国語は見向きもせず、差は開くばかり。親がやれやれ言ったってへそ曲げるだけで聞く耳持たない(もともと頑固で最近はプチ反抗期)。というかそもそも国語なんて勉強の仕方が分からない。ぶっちゃけ親も教え方が分からない。
これまでの個別塾もそうだし多くの塾が「算数を伸ばすこと」は得意でも「国語や社会伸ばすこと」は苦手。国語はまだ専用の塾があるけど、社会は暗記なんだから自分で頑張れよの世界。うん、私もそう思う。でも、自分で自分なりに頑張ってこれ。ならば、勉強のやり方を変えるしかない。
ということで、勉強を教えるというよりも「勉強のやり方を教える」「勉強姿勢の矯正」に重きを置く塾に変えることにした。あ、パーソナルスタディです。2教科で月10万の震える月謝を、5年では渋っていたけど、6年であと1年ならばと突っこむ英断。
しかし、あの頑固者が素直に言うことを聞くのか。半信半疑だったけど、さすがは商売上手。あっという間に子どもと仲良くなり信頼を勝ち得て、あんなに渋っていた自習室にも行くようになった。専用の手帳に書かれた毎日のタスクを渋々ながらもこなすようになった。すごい進歩だ。
●国語
Before:漢字とことわざ系を超渋々やる。間違えたところのやり直しを1回でもやれば万々歳。やり直ししない週もあり、漢字テストは目も当てられない状態。読解の復習なんてやったこともない。それで成績が伸びるわけがない。サピックスにいるのが申し訳ないレベル。
After:合言葉は「毎日、ちょっとずつ」。今日はこの漢字2ページだけ。今日はことわざ。次の日間違えたところの解きなおし。という風に、少しずつ、少しずつ、定着させる。個別塾でもテストしてくれる。
読解はまずは音読。次に「塾で解いたときなぜそう解いたか」を親に言う。そして回答を見る。なぜこの答えなのかを一緒に考える。当たり前のことを、タスクとして渡すことでやる習慣をつけさせる。
●社会
Before:授業の確認問題からデイリーまで1日で気合と勢いでやりきる。間違えたところのやり直しをすれば万々歳で、やらないときもある。
After:合言葉は国語と同じく毎日ちょっとずつ。まず音読。親がテスト出す。次の日にデイリーを音読。その後解いてみる。その翌日にようやく確認問題を解く。次の日に間違えた箇所の解きなおし。
これまで、中学受験にコピー機必須と言われてなぜ必須なのか分からなかったけど、何回も解きなおしするからなんですね!!という6年のサピ親が言うセリフではないセリフを言ってみる。いや、嘘です。知ってたよ、知ってたけど、コピーしようが何しようがやらない子にやらせることができずにここまで来た。自分なりに1回でも解いてりゃOKとしてきた。でも違うよね。やる子は自分で3回でも4回でも解きなおしして完璧にしているのに、1回解いてやり直しもしない子が太刀打ちできるはずないよね。
なので、ハッキリ言って、親がしっかり管理し、親の言う通りに素直にやる子であれば、その10万はいらないんですよ。分かってます。でも、そういう子ではないので、他人の力を借りるしかないじゃないですか。それでやるならいいじゃないですか、と開き直り始める。
ということで、自分でもびっくりするほどの方針大転換。
これまで『マイペースのすゝめ』とか書いていたどの口が言ってんのって感じだけど、6年になってからの1年間、大リーグボール矯正ギプスならぬパーソナルスタディ矯正ギプスで、この子はどこまで変わるのか。やり続けることができるのか!?また見守ってレポートしていきたいと思います!