翌日とそれから

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あかりは朝の光に目を覚まし、昨日の美容室での出来事がまだ頭に残っていた。ツーブロックにした自分の髪型。鏡を見ては、ちょっとだけ不安になる。でも、昨日のあの時感じた達成感が忘れられず、少しドキドキしながらも楽しみに登校の準備をした。朝、髪を整えながら「今日は誰にもバレませんように…」と心の中でつぶやいた。髪を整えた後、刈り上げを隠すようにし、外に出る。外の空気は少し冷たくて、思わず肩をすくめてしまうが、気になるのはやっぱり髪型だった。

学校へ向かう途中、あかりは何度も鏡を確認しながら、友達にバレるのではないかとドキドキしながら歩いていた。友達に「刈り上げたの!?」なんて言われたらどうしよう…と心配になっていた。でも、学校に着いてみると、意外にも誰も気づかないようだった。

「おはよう、あかり!あれ!、ショートカットになってる!」

クラスメートの友達、ゆかが元気に声をかけてきた。

「おはよう…」

あかりは少し緊張しながら返事をした。けれど、特に刈り上げのことについては何も言われなかった。

「あれ?なんか髪、だいぶショートになったね?」

と、しばらくしてから、もう一人の友達、りさが言った。

あかりはその言葉にドキっとしたが、慌てずに答えた。

「うーん、ちょっとだけカットしたんだよ。」

りさはあまり気にせずに、

「あ、そっか。とても似合っているよ」

と言って去っていった。

一安心して授業が始まった。だが、昼休み、みんなが教室に戻ってきたとき、あかりは思いがけず危機的な状況に直面した。俯いた拍子に自分の髪型が少しずつ崩れてきて、あかりの刈り上げ部分が少し見えていたのだ。

「ちょっと待って、あかりの髪、なんか変じゃない?」

と、さやかが興味津々で言った。

「あ、いや…ちょっと切っただけだよ。」

あかりは焦りながら答えた。

さやかはさらに近づいてきて、あかりの髪の後ろを見て、思わず

「わー、ホントだ!ツーブロックじゃん!」

と驚いた声をあげた。

「え?」あかりはその言葉にドキッとした。もう遅かった。周りの友達が興味津々で集まり、あかりはついに自分の髪型をバレてしまったことを実感した。

「ほんとに刈り上げてる!」

と、さやかが無邪気に後ろからあかりの髪に手を伸ばし、刈り上げの部分を触ろうとした。

「わ、やめてよ…!」

あかりは恥ずかしさとドキドキで顔が真っ赤になったが、さやかは止まらず、

「おお、すごい…触ってもいい?」

としつこく聞いてきた。

「うう…もう!」

あかりは半分照れくさく、半分恥ずかしさに顔を隠しながら、思わず手で髪を守るようにした。友達がその刈り上げを触る度に、あかりは恥ずかしさで顔を伏せ、心臓がバクバクと速くなった。

「ほんとに、思ってたよりカッコいいよ!」

と、みんなは言ってくれたけれど、あかりはやっぱり少し照れくさい気持ちを隠せなかった。

「ありがとう…」

と、やっとのことで笑顔を作ったが、心の中ではもっと落ち着きたかった。

その日、家に帰ってからも、あかりは学校での出来事を思い返していた。最初は恥ずかしくてドキドキしていたけれど、友達に触られて気持ちよさにうっとりしてしまった。そして、次第に自分の新しい髪型をもっと好きになっていった。

あかりは、ツーブロックにしてから数週間が経ち、髪が伸びてきたことに気づいた。

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