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読書のつぶやき

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読書するたびにNoteにまとめようと思ったが、あんまり長くなりすぎて記事として成り立つ前に挫折してしまうことが多くなってきた。一言つぶやきでもいいから記録しようと、ここに記す。
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#最近の学び

『空が分裂する』,最果タヒ
これは詩なのか告白なのか、記録なのか告発なのか。普通の意味で「読む」ことはできない。文の流れに身を任せ、浮遊するように味わうこと。この本においては一単語一単語立ち止まってはいけない。流れることで著者に「出会い」、自分自身に「再会」するのだ。

『フランツ・カフカ』,ヴァルター・ベンヤミン
フランクフルト学派の才人ベンヤミンによるカフカ論。一読した限りで正直理解し難いが、それでも彼のカフカに対する熱量が凄まじく圧倒的で読者にどんどんページを捲っていかせる文章力を持つ。そして不可解で有名なカフカ作品をさらに読みたくさせる。