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13歳、少年が見ている世界のその先は…

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13歳、中学2年生の次男との何気ない日常を綴ります。彼の見ている世界のその先には何が映っているのだろう。 学校は面白くない。勉強はなんでしなくてはいけないのか?高校に行くことにも…
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#カブトムシ

カブトムシと森と冒険-2

早朝4時。まだ夜が終わり切らない、暗闇。 「まだ、暗いね。もう少ししてからにする」と、計画より30分遅れて家を出た。 昨夜仕掛けたカブトムシの罠を見に。 ほどなく、帰宅。 「クワガタが捕れたよ。カブトムシはいなかった。やっぱり暗いうちに行かなくちゃだめだ。明日は4時だ」 そう言って、再び寝直す。 いったい、何が彼のスイッチを押したのだろう。カブトムシ、昆虫なんて、ずいぶん昔に卒業してしまっていたのに。 今日はいそいそと、捕ってきたクワガタの家づくりをしていた。

NO.4 カブトムシと森と冒険

「カブトムシ、捕りに行くから、日の出の時間に起こして」 突如、宣言された。 カブトムシ捕りなんて、いつ以来?何で急に? その理由は分からないが、とにかく早起きをして近くの森に行くらしい。 今朝、5時過ぎに起こすと、一人でカブトムシ捕りへ出かけて行った。 近くには保有林になっている小さな森がある。通り抜けるまで数分の小さな森だが、うっそうとした木々はここが街中だと忘れてしまうくらい、本格的な森に仕上がっている。 ボランティアの方々がこまめに手入れをしてくれているので