PHOTO WORK / ファッションを撮ることについて。
こんにちは。
今回は長年のライフワークでもある写真をテーマに少し書きたいと思います。
「写真を撮ることについて」といっても、大したフォトグラファーでもないので、人にあまり拘りを語るような立場ではないと思っているので普段の撮影の裏話のような感じと捉えて頂けると幸いです。
これまで運営しているファッションサイト「2-B-C」でファッションやスタイルに関連する様々な人やモノを撮影してきました。
写真は自分にとって10数年以上のライフワークのひとつでカメラはその記録装置です。
元々、カメラや写真を撮ることに興味を持ったキッカケは10数年前の国内外のファッション誌のエディトリアル(雑誌などにあるファッションストーリー)で、自分も好きなファッションのストーリーを作りたいなと思ったことでした。
当時は雑誌のエディトリアルに自分に刺さるものが多くて誌面のクレジットにあるフォトグラファーの名前を確認して調べてよく作品をチェックしたりしていました。(今でも雑誌のエディトリアルをチェックするのは好きです。)
そこから、写真に興味を持って1番最初に買ったカメラがPENTAXの一眼レフカメラだったのですが、その時は特にカメラのメーカーとかブランドにも詳しくなく、自分がカメラにフェティシズムを感じるタイプでもなかったのでPENTAXをチョイスした理由もスタイリストの祐真 朋樹さんとエディ・スリマン(Hedi Slimane)の当時のインタビューでエディ・スリマン(Hedi Slimane)がHasselbladやPENTAXの645も使っているというのを見かけて、何となくPENTAXにしたという単純なものでした。
カメラを始めた当初は、その時々に格好良いと思った人やモノや風景を撮影するために常にカメラを持ち歩き、そこで撮ったものをSNSに掲載したりしていました。(機材についてはこれまでLeicaやPENTAXのものを複数台使用してきましたが、またそれらについては別の機会で書ければと思っています。)
そして、それらを掲載するための自分のサイトを制作して長年続けた結果、徐々に国内外のセレクトショップやファッション関係の人から色々なお話や写真や仕事に関するお話も頂くようになり、サイトもファッションサイト化して現在の2-B-Cの形になりました。
その後、有難いことに徐々にサイト自体は成長していったのですが、元々、自分の好きなものばかり撮ってきたので、そうじゃないものや制限があるオファーやちょっとした取材には割り切って仕事化することも増えたり、バランスを考えてサイト運営しなければいけない状況も出てきたりと好ましい状態ではない時期もありました。
今考えると、その頃はモチベーションが落ちたりカメラを始めた当初の楽しさも少し失っていた気がします。
そんな自分にとって「全て好きにやって良い」(スタリング、ロケーション、メイク、ヘアまでそれぞれ専門のスタッフ付きで)というイタリアのセレクトショップLUISAVIAROMAからのオファーはサイトを運営するうえでも個人的なモチベーションを得るという意味でも大きなターニングポイントになりました。
そのおかげで今があると思っています。(先日、過去の仕事についてのnoteでも触れた、個人的に感慨深い仕事でタイトル画像はその時の写真の1枚です。)
現在は、自分が好きなものや取り上げたいものを撮影してファッションサイト「2-B-C」に掲載することが多いのですが、自身で決めて動く仕事なので準備も全て自分でカバー(モデルブッキングから衣装の準備や機材の配送の手配まで)するということになるので大変ですが、協力してくれる人達やサイトをご覧頂いている皆さんのおかげで出来る仕事だと思っていて、それがモチベーションになっています。(ありがとうございます。)
今後もこのようなスタンスで写真を撮影して掲載していこうと思っているので興味がおありの方はサイトの方も覗いてみてください。
それでは今回はこの辺で失礼します。
2-B-C EDITOR
K.K.
WEBSITE: 2-B-C
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