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私たちを縛り付けているのはいったい誰なんでしょう


好きなドラマの、好きな言葉の話。


私はテレビドラマが好きで、毎クール作品をチェックし、リアルタイムで観たりたくさん録画して暇があれば流したりしている。
そんな私の、大好きなドラマの一つが「夢中さ、きみに。」だ。


2021年に大西流星さん主演で放送されたこのドラマ。
塚原あゆ子さんも監督として参加されている。間違いないじゃん~~。
和山やまさんの原作も、もちろん最高。

悔しいけどあの唯一無二の雰囲気を説明するだけの技量が無いので、とにかく見てほしい。


そしてそのドラマの中のセリフが、
私の心にずっと刺さっているのである。


「このままだと、ただ美術に逃げたやつだって思われるんじゃないかって」
「誰が?誰がそう思うの?」
「誰かな…」

ドラマ「夢中さ、きみに。」第3話


うわうわうわうわ…….。
「誰が?」。本当にね……。

(これ登場人物の性格とか立ち位置とか、
いろんな要素が相まって最高になるので、
やっぱりとりあえずドラマを見て。)


でもこのセリフ、かなり現代人の心に刺さるのではないでしょうか。

私も人の目を気にすることがある、と思う。

街に出るときに、この格好ダサいって思われるかなって不安になるとか。
投稿したこの写真、何の写真だよって思われるかなって取り消すとか。

いつも真剣にこう考えているわけではないのだけど、
なんかうっすらそういう感覚がある気がする。

女らしくとか、社会人らしくとか、そういうのも。



でもさ、誰がそう思うのだろうね。


自分や大切な人の気持ちは重要だけど、
知らない人や想像の中にしかいない誰かの気持ちに、おびえる必要はあるのだろうか。

人に迷惑かけてないなら、実際にあるかないかもわからない「誰か」の気持ちに左右されてしまうなんて、勿体ない。



だから私は、こう思われるんじゃないかなって不安がよぎったとき、
「誰がそう思うの?」って自分に問うようにしている。


いろんな意見が入ってきてしまう現代だからこそ、
改めて「自分の意見」を大切にしたいと思った。

気づかせてくれてありがとう。

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