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ときめきはトロッコに乗って

※当ブログ記事内の写真は基本的にナタリー様から拝借している。ブログ内容はライブが良すぎた分ぶっちゃけ全然まとまらなかったので、最悪ナタリー様の記事だけでも踏んでいってください。


緊急事態宣言の最中の2021年5月29日と30日。

アリーナ立川立飛という中京大中京高校みたいな名前の場所で、超ときめき♡宣伝部のライブが行われた。東京の立川市にある、普段バスケットボールの試合などが行われているアリーナのようだ。
とき宣としては初のアリーナライブであり、またスターダストのグループとして所謂『妹分』に区分されるグループとしては初めてアリーナでライブをしたのではなかろうか。

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元々このアリーナ立川立飛でのライブは昨年度に計画されていたものであったが、残念ながらファッキンコロナウイルスの影響で延期になっていた。
今回ももしかしたら延期の可能性はあるかと思ったが、無事に開催することが出来たという訳だ。とき宣関係者各位に谢谢(シェーシェー)。

29日目の初日のライブのチケットを発券した時はスタンド2列目とかだったので「スタンドか〜座席あんまり良くねえな……」と思っていたのだが、会場に入ってみると愕然した。アリーナ立川立飛の座席にはスタンドしかなかったのだ。
つまり、必然的に最前から2列目という形になる。さらに、スタンド1列目が安全上の理由で着席指定というイマイチよくわからないルールのおかげで立ち最前を獲得できた次第である。
事前にとき宣の公式Twitterから「トロッコに乗る」「新曲を披露する」などの情報は提供されていたため、俄然ライブの期待度が増大していった。
そして最前2列目で見たアリーナ立川立飛は予想をはるかに超えて楽しく、結果として一般でチケットを買い増しして30日の部も両部行くことになったのだった……!


とき宣のライブのセトリなどについてはこちらの記事に記載があったので参考にしてもらいたい。


以下、ライブの大まかな感想に移る。

今回のとき宣のアリーナ立川立飛に関して印象的だったのが、初のトロッコ演出ということもあってか、とにかくトロッコに乗っている時間比率が非常に高かったことだ。計算してみると、いずれの部も16曲中8曲がトロッコに乗っていたため、半分の曲はトロッコの上で披露していたということになる。
アリーナ立川立飛という箱はホールとは一線を画しているとはいえ、第一線級のアイドルがライブをやるSSAだとか横浜アリーナとかそのレベルのスケールではない。それゆえ、トロッコを利用してスタンド近くにとき宣のメンバーが訪れることにより、我々は非常に至近距離でメンバーを拝むことができる。『近さ』というシンプルながら強力な武器によって、非常に高い満足感をライブ中感じっぱなしだった(コロナの影響で近い距離でメンバーを見る機会がなかなかなかったので)。近くで見ると本当に全メンバー可愛いし、めちゃくちゃサービス精神がすごい。ファンへのサービスまで徹底されている。
トロッコに乗ると正式な曲の振り付けが見れないという欠点もあるが、より近い距離でより長い時間ファンの近くで歌うというとき宣の選択は割り切っていて非常に好感を持てるなと個人的には感じた。

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↑最前2列目からライブを見た時は本当にこのナタリーの写真くらいメンバーが近かった。そう言ったらどれくらい近くに来ていたかは感じてもらえるのではないかと思う……。

セットリストの面では、初アリーナということで『音速(ソニック)アドベンチャー』を開幕からしっかり披露したり、Tiktokで絶賛大バズりしている『すきっ!』を筆頭に人気曲を固定化して絶好のタイミングでやっており申し分ない。ファンが望んでいるものを外さない安定感がある。
そして、MCでメンバーが話すシンプルでまっすぐな言葉やライブ中の演出、ライブごとの衣装や合間のVTRにいたるまでいたるところが合わさって、王道な可愛らしさと全員で上を目指すという積極的な野心を併せ持つとき宣の世界観を構築しているように感じられた。
超ときめき♡宣伝部というグループをどのように楽しんでほしいのか、そして自分たちはどのようなグループを目指しているのか、その部分をメンバーが自覚していて、さらにはっきりとMCや演出で明示しているから見ている人が迷うことなくすんなりと世界観に入っていける。とき宣のライブはそういう意味で、とても親切だと感じた。ただ楽しいライブにするのみでなく、ストレスを感じさせない仕組みになっているのがとても素敵だと思う。

とき宣のライブにきちんと通うようになったのは去年からだが、とき宣のライブで行くたびに1番グッとくるところはMCやパフォーマンスの節々から感じさせるもっとデカいところでやれそうというワクワク感である。

とき宣というグループがある程度長いことやっていて、その中で停滞期があったりメンバーが抜けたりと色々苦労があったことは遠巻きながら存じ上げているつもりだし、メンバー自身もMCで時折その苦労について振り返ることはある。
ただ苦労したからここまで来れたという感動話もそこそこに、次はこんなことがしたい!次はここに行くぞ!そのためにこんなライブをするぞ!というワクワクする未来を次々ライブの中で我々に提示してくれる。これがめちゃくちゃ嬉しいし、どんどん前に進んでいるという実感と手ごたえをファンにまでシェアしてくれているように感じられる。そういう点でもやはりとき宣は親切なグループだと自分には思える。

確実にライブの規模が大きくなっていたり、充実した楽曲がどんどん新しく生まれたり、ライブのたびに目に見えてメンバーのパフォーマンスが成長していたり……これからどんどん大きくなっていく!という手ごたえを感じるグループを見るのはすごく楽しい。『すきっ!』がTiktokでバズったのもそのような追い風の一つだろう。

スターダストに限らずアイドルグループは全般的にしんどい状況で『それでもとき宣はイケるのではないか』という謎の確信が、綿密に作り込まれた楽しいとき宣のライブの世界に没頭するにつれてどんどん膨らんでいく。
ライブなどの活動を通じて「もっと大きいところにイケる」と見ている人に思わせることが、そのグループを応援する楽しさや売れるための一番の要因ではないかと自分は考えている。そしてそれこそが『勢い』と呼ばれるものであると思っている。このような文章化できない勢いは、様々な要素と環境と運が絡み合うことで生まれるものではないかと思う。

とき宣がこれからどうなっていくかはもちろんわからないが、今乗っかるのが一番楽しいグループであることは間違いないと思う。
そしてとき宣はそんな風に素直に応援したい、この場所にいたいと思わせてくれる素敵でファンに親切なグループである。これだけは確信を持って言える。
夏にはZeppツアーがあるので、今までとき宣のライブにちゃんと行ったことのない知人も誘うつもりだしもう名古屋と大阪についてはそれが確定している(なのでチケットをくださいお願いします)。

アイドルグループがとりあえず最初に言いがちな『日本武道館』という目標を、とき宣にはぶち抜いてほしいなと心から思っている。そしてそうなることを考えたらワクワクする。今感じているこの楽しさが自分にとってアイドルに通う意味ではないかと考えている。


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