【出産レポ】入院2日目
産後15日のあんこです。
↓前回の記事のつづき!
入院2日目で、予定日超過4日目。結論から言うとこの日に産まれることになるのですが、その瞬間を迎えるまでは終わりの見えない闘いでした…!
深夜2時
前日から続いていたいきみたい感覚がマックスに。痛すぎて、逃すの難しすぎて、疲れ果てていた時w
奇跡的に助産師さんが部屋まで様子を見にきてくれた😭
一睡もできず、もういきみたくて仕方ない旨伝えると、ベッドの頭側と膝側をやや上げて、肛門付近にテニスボールを埋め込む作戦を教えてもらう。
ベッドの高さのおかげか、それまでのテニスボールとは比べ物にならないくらい有益アイテムに!ちなみに助産師さんはシフト制で何人か入れ替わったが、この人が1番相性が良かった😭有益な情報をたくさん授けてくれた!1人目の助産師さんに聞いて解決しなくても、違う人にも同じ質問をぶつけてみた方が良いかも!!
朝6時
明け方まで必死にさっきの方法でいきみ逃し。この頃には陣痛も3分感覚に戻る。
朝9時
だんだんさっきの方法では太刀打ちできないいきみたさに。助産師さんに再度相談するも、もう対処法なし。。耐えるしかないとのこと。しかしこの時まだ子宮口5センチ。まだ半分なの…と絶望に暮れる。痛みよりも、いつまで続くかわからないことの方が辛かった気がする。
朝11時
診察するも、まだ子宮口5センチから変わらず。相変わらず3分おきにとてつもない痛みといきみたい感覚がきており、もう体力も気力もなし。この様子を見た助産師さんからは、夜まで待っても状況変わらなければ促進剤打つ?と提案される。しかし、促進剤は痛みがやばいと聞いていた私は急に不安になり、即決断できず一度保留にしてもらう。これ以上の痛みに耐えられる自信ゼロ。
昼12時
診察するも変化なし。心が折れそうになる。次の診察で促進剤許可を伝えようと決心。
昼12時5分
診察直後、トイレに行った後にベッドに腰掛けるとパンッという音と共にジョーッと暖かいものが溢れ出る。確認しようと動くと、またジョーと出る。これは!!破水だ!!とテンションが上がり、すぐさまナースコール。ちなみに羊水の色は黄緑でしたwやっと終わりが見えてきたぞ!とルンルン気分で分娩室まで歩いて移動。
昼12時15分
分娩台に寝かされる。ここで子宮口全開を待つらしい。まだ5センチのまま。しかし、羊膜が圧迫しなくなったおかげか肛門の圧迫感といきみたさはなくなり、陣痛が来てもスーパー快適。耐えられそうだとまたもやテンション上がる。
しかし分娩室が暑すぎて、ドリンクを持って来なかったことを後悔。周りのスタッフさんは私が突然破水したことにより忙しそうで声をかけられず。旦那さんが立ち会えればドリンク持ってきてもらえるのに…とコロナの世界を恨む。
昼12時30分
どんどん陣痛が強くなってくる。またいきみたさがやってくる。しかも今度は、赤ちゃんの頭だ!とわかる感じで陣痛のたびに肛門と膣付近にグリグリやってくる。
この時分娩室に1人でどうしたら良いのかわからず、何度かいきんでしまう。すると膣が張り裂けそうな痛みに襲われる。とたんに会陰裂傷が怖くなり、ナースコール。助産師さんに見てもらうと、なんと子宮口全開!え?一晩変わらなかったのにたった15分で全開までいったの!?破水ってすごい、、突然すぎる、、などと考えていると、「もういきんでいいよー!」とのこと。しかし、助産師さんは他の人を1人見てから来るねーと消えてしまう。
昼12時40分
不安な中、6回くらい自分でやってみる。分娩中もいきまずに息を吐き続けて腹圧で出すイメージでやると会陰が裂けないと聞いていたため、それを実践してみる。
一晩いきみを逃し続けた成果か(?)意外に上手くできた気がする。
しかし、頭が出てくるにはもう少し強い圧力が必要だと本能で察知。やり方やタイミングを知りたいとナースコール。
やっとお医者さんと助産師さん登場。すると、いい感じだねー!もう息吐きながらちょっとずついきんでいこうー!とのこと。
数回息を吐いてみて、腹圧だけでは難しそうだと悟っていたこともあり、素直に従う。
息を5秒くらい吐き続けた最後に声を出しながら少しいきむ感じ。やはり、いきむとメリメリと出てくる感覚あり。しかし一回の陣痛では出切らず、陣痛の波が終わるとちょっと頭が戻ってしまうので3歩進んで2歩下がる状態。
昼13時
さらに5回くらいの陣痛に合わせて息を吐きながらいきんだところで、次のいきみが終わったらもう合図に合わせて息を吐くだけにしてねーという指示が。??と思いつつも必死に従う。すると、メリメリなってる最後にチョキンと切られる感覚が。ああ会陰切開か、と悟る。ちなみに全く痛みは感じずw それだけさっきまでのメリメリした痛みがすごかったんだなあ、とか冷静に考えている自分がいたw
しかし切開したとはいえ、頭が出るときの痛みはすさまじく、叫ぶ。そして息を吐くだけにしろと指示された肩を出す時も、それ以上の痛みでさらに叫ぶ。声にならない声で。しかも息を吐くだけでは我慢できずバリバリいきんでしまった、無理だったw
ここで赤ちゃん誕生!!!
かわいい、よかった、ちゃんと泣いてる、生きてる、安心、痛い、やっと終わった、という色々な感情とともに胸の上で赤ちゃんを眺めたのでした。
感動で泣くかなぁと思ったけど、意外に泣かずw幽体離脱みたいな感じで、どこか客観的に自分を観察している感じ。痛みと喜びで出産の瞬間を迎えたわけですが、予想外に冷静な自分がいたのでした。
ざっくりとした流れだけレポしたので、産後の処理(会陰縫合や胎盤摘出)や気持ちについては別レポに!
とにかく、私が1番恐れていた出産の痛みはみんなが言うように耐えられる、ということがわかりましたw
もちろん痛くないわけではないけど、その時は必死で、なにがなんだかw
そんなことより、無事に産まれてほしいという気持ちと、はやく終わらせたいという気持ちが強くて、恐れていたほどの恐怖ではなかったかな。
人生で1番恐れていたと言っても過言ではない未知の経験、出産は全然予想以下の辛さで幕を閉じたのでした。
これから出産を控えている人のハードルが少しでも下がればいいな…!
まぁ経験するまではどんなに大丈夫と言われても信用できないものだけど、私からはそれでも大丈夫と伝えたいです。
はーまだまだ浸ってしまうな、本当に経験できてよかった😌