【吉報】出産は思ったより辛くなかった
産後50日のあんこです。
まだ悪露は続いていますが、
だいぶ身体は回復してきました!
毎日心のメモを残すためにnoteを始めたのに、
全然書けていなくてしょんぼり…
産後、自分に甘くなってしまった気がする🤔
思い通りのスケジュールで過ごせないなりに、
毎日の流れをうまく組み立てなきゃなあ!
来週の目標にします!
さてさて。
毎日書きたいことが溜まりすぎているけど、
今日は出産について。
出産レポでも書いたけど、
私はとにかく出産の痛みを恐れて生きてきた。
物心ついたころから恐れていた
「出産はとにかく痛い。
信じられない痛みを、女性だけが味わう」
母から聞いたこの言葉が
人生で初めて出会った出産の感想。
その後も
妊娠中の女性タレントが浮気された
男性タレントが産後協力的でない
などテレビで出産に関する話題に遭遇するたび、
母は出産の大変さを説き続けた。
そして必ず、はっ!と気づいたように
その後に「でもそれ以上の幸せに出会える」と
続けるのだった。
母の言っていることは間違いではないと思うし、
別に娘を怖がらせようとしているわけでもない。
ただ、自分の努力を
誰かに認めてもらいたかったのだと思う。
父がとにかく相槌を打つのが下手で、
母は専業主婦だったため、
他に苦労話を打ち明けたり共感する場所がなく
消化しきれずにずっと持っていたんだろうな。
今ならそう解釈できるけど。
痛みを恐れて出産願望がなくなる
そのため、出産=とても怖いもの、
というイメージが染み付いてしまった。
将来は
幸せな家庭を築きたい
子供は2人欲しい
などと周りの友達が口にするたび、
私は全く共感できずにいた。
タンスの角に足の小指をぶつけただけで
1日ブルーになるくらい痛みに弱い私が、
そんな痛みに耐えられるはずがないと。
でも、もしかしたら母以外の意見は違うかもしれない、
「意外とケロッと産めたよ」みたいな人もいるかも、
と、ことあるごとにググったり、
経験者に痛みについて聞いていた。
でも、望んでいるような答えは
返ってこなかった。
鼻からスイカ
おしりからバスケットボール
トラクターで轢かれ続けて腰が砕ける
などなど。
私の恐怖心は成長する一方だった。
子を望んでいないのに
ずっと痛くないと言う意見を探し続けていたのは、
やはり心のどこかで望んでいたのかもしれない。
そして結婚して旦那さんとの子供が欲しいと
本格的に思ったとき、
やはり一番のネックはこれだった。
「子供は欲しいけど産みたくない」
でも、私が産まないと私たちの子供を
この手に抱くことはできない。
家事もなんでも器用に嫌がらずに
こなしてくれる旦那さんだけど、
これだけはバトンタッチできない。
妊娠してからも恐れ続ける日々
妊娠してからも痛みをずっと恐れていて、
後期になってからは四六時中そのことを
考えていた。
本当は無痛分娩が良かったけど、
両家の母に反対され泣く泣く普通分娩で
予約した私。
でも、臨月にはその選択を毎日後悔していた。
なんで無痛にしなかったんだ…
今からでも予約変更できるかな…と。
でも、結局変更する勇気もなく陣痛を迎えた。
こんなに恐れていたけど結果は
全然予想より恐れていた辛さではなかった
この一言に尽きる。
もちろん、痛くないわけではない。
確かに経験のない痛みの種類だった。
でも、出産の瞬間は
はやく産んであげないと赤ちゃんも苦しい
ここまで頑張って育てたんだから、無事に産まなきゃ
やっと終わる!!!
ということしか考えられなかった。
自分が痛くて辛いとか、逃げたいとか、
そんなことどうでもよくて、
とにかくこの3つの感情しかなかった。
だから、先生の指示に必死に従って、
なんとか産もうと本能で頑張った。
この感覚はなんだろうなあ…
バイトでお客さんが死ぬほど来て忙しさがピーク、
でも余計なことを考える余裕もなくひたすら
さばきつづけてたら終わってた、
みたいな感じかなあ。w
とにかく目の前のことをやり続ける、
みたいな。
そういう、余計なことを考える余裕がないおかげで
痛みや辛さをそこまで感じなかったのは助かった。
これは妊娠初期から感じ続けていることだけど、
やっぱり人間の体はよくできている。
というわけで、私の出産の感想は
思ったより大丈夫!
これです。w
意外だったこと
ちなみに。
私が出産より辛く感じたのは陣痛。
痛みレベルでいうと、出産より下。
でも、
いつまで続くのかわからない
これは、私の精神力を確かに削っていった…
人間は目的地があるから
大変なことも乗り越えられるんだな、と実感。
例えるならば拷問かな。w
後半は数分おきに痛みがやってくるのだが、
痛み自体はまぁ耐えられる。
しかし問題は
あと何十時間続くのかわからないこと
あとどれくらい耐えれば良いのか。
あの時は果てしない永遠に感じた。
(実際は12時間でした)
いつまで続くのかわからない拷問で、
いっそのこと殺してくれ、
と言ってしまう精神状態がわかった気がした。
絶対殺される方が痛いのに、
最中は永遠としか思えない状況が
思考力とポジティブさと体力を奪っていく。
それと比べて出産は
長くてもあと数時間後には終わっている、
という安心感がある。
目的やゴールが明確だと、
人は頑張れるし辛さもあまり感じないのだな、
と痛感したのでした。
これは他のことにも応用できて、
例えば
部下に大変な仕事をお願いするとき
手術や治療を嫌がる家族を説得するとき
とかかな?
終わりをイメージできるように
話を進めてあげると案外上手くいくかもな、と。
仕事に復帰したら意識してみる!!
というわけで!
まとめると、
産み出す痛みはそこまで心配しなくて大丈夫!
そんなことよりなにより、
頑張っている赤ちゃんを
早く出してあげたい、という気持ちが完全に勝つ。
そのため、準備しておくべきは
痛みに耐える方法ではなく
陣痛に耐える精神力。
陣痛はいつか終わる、ということを
常に頭の片隅に置いておくべく
臨月は毎日唱えた方が良いかも。
私は2人目の時は絶対そうします。w
もし立ち合いできるなら、
旦那さんに数分おきにそれを唱えてもらいましょう。
それだけで、だいぶ楽になるはず。
経験した上で次の出産方法は何を選ぶ?
最後に。
産むまでは絶対に無痛推しだった私ですが、
いまは別に自然分娩でもいいな、
と気持ちが変化。
理由は前述の通り、逃げたいのは
産み落とす瞬間ではなく
陣痛と産後の痛み。
(産後の痛みについてはまた書きます)
なので、出産の瞬間の痛みがないのは確かに
若干楽だけど、
その前後の麻酔が発明されればなあ…と
思う今日この頃ですw
無痛でも、
麻酔を入れてから促進剤で子宮口全開を待つ、
ある程度子宮口が開いてから麻酔を入れる、
などいろいろあるみたいなので
なるべく痛みをシャットアウトしたい人は
前者ですかね。
ただある程度痛みを感じないと
うまくいきめない、という理由から
初産は最初から麻酔を入れない病院も
結構あるみたいなので、
しっかり下調べしてから予約を入れた方が
よさそう!
よし、出産の痛みの感じ方について
しっかりメモが残せたので満足!!!
(もう出産から時間が経ってしまったので
思い出しながら書くのに1時間かかったw)
これから出産する方も、少しでも気が楽になれば
うれしいな。