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Giveの時代
みなさんこんにちは。
北海道三笠市のカフェ『2 Beans Coffee』の上西です。
今年のGWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
自粛をされた方、外出をされた方、仕事だった方、思い思いの時を過ごされたかと思います。
私のカフェではこの5日間、新しい取り組みをしていました。
それは5日間それぞれ5店舗のカフェのコーヒーを淹れて、ドリンクボトルに詰めて、各家庭まで配達するサービスです。
これをやって分かったことについて共有できればと思います。
まずこのサービスの実施に至った経緯としては
①外出自粛してても、美味しいコーヒーを飲みたい欲求
②遠出が出来ないけど、遠方のカフェに行きたい欲求
③カフェ側として、稼ぎ時なのにお店を開けられない。
という問題点があるなかで、それを克服する方法は無いかということから、考えました。
●サービスを利用する側としては、家から出ないで各地のカフェのコーヒーを味わえる。
●私としては、お店を開けなくても一定の売り上げに繋がる。
●参加店舗としては、500gのコーヒー豆の売上に繋がる。
というところで、互いにwinの関係であるので、この企画を実施しました。
結果12人がサービスを利用して下さり、毎朝8時から12軒を周る日々を5日間続けました。
毎日顔を会わせる度に、人っていうのは自然と打ち解けてくるもので、次第に差し入れをいただいたり、逆に差し入れをしたり。まさに『ご近所さん』の感覚になります。
これってとても良い傾向で、例えばレモンをいただいた場合、何かお返しをしなければ という気持ち(返報性の法則)が働きます。
そうすると私はレモンでケーキを作ります。もちろんそのケーキを12人に配ります。
すると翌日、別の人にお茶と、ウインナーと、メダル(お子さんの手作り。可愛い)を貰います。お互いに嬉しい気持ちになり、お互いの満足度が上がります。
これを繰り返す内に(お金を介さないやりとりをする内に)、互いの信頼というものは強くなっていきます。
これが目先の利益にとらわれない『Give』が生み出す副産物であり、最も大切なものです。
結果どこに繋がるのか。
今回GWのボトルに申し込みをいただいた90%の方からクラウドファンディングでの支援をいただきました。
どうしてか?
それは『信頼』が生み出した結果だと思っています。
本当にありがとうございます。
よく「物は高く売れ」と言われる事がありますが、
それはその場の利益で完結させるのか、それとも信頼に置き換えておくのか。どちらが良いのかはよく考える必要があります。
とくに今のコロナ時代。
皆が困っている時代に、自分の利益だけを考えている人は、結構引かれますよね。今この瞬間は潤うかもしれないけど、あとから必ず後悔します。
それよりも今の時代はGiveの精神で、皆がwinになれることを見つけて、やっていきましょう。
おせっかいは良くないけど、おせっかいなくらいに他のために行動している人がいたら、私は間違いなくその人の事を応援したくなります。
そんな感じで、着地点が分からなくなったので、話を急にやめたいとおもいます。
近々、新しい『お菓子屋さんの在り方』についての記事を投稿しようかと思ってます。お楽しみに。
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このような投稿をオンラインサロン『2 Beans Coffeeファミリー』のFacebook非公開グループでしております。
もし良ければぜひご覧下さい。