卒業

本日をもって高校を卒業した。

「青春を奪われた高校生」
大人は口を揃えてそう言う。
たしかに大人の思う「青春」ではなかったのかもしれない。
だけどね、こういう世界だからこそのこともたくさんあった。

行事の尊さ。
体育祭も合唱コンも修学旅行も当たり前のようにやってきた。
できなくなって初めて、どれだけやりたかったのかを実家できた。

色々な人と関わることがどれだけ楽しいか。
試合に向けて努力することがどれだけ幸せか。

普通の高校生活だったら気付けなかっただろう。

激動の時代と今は言われるという。
少しづつ変わりゆく世の中が集大成を見せるよう、私自身も少しづつ努力しいつかは実を結ぶのだろうと思う。

何事にも謙虚に貪欲に。

 親への感謝を忘れず、なんて思っていた。
実際は無理そうだ。
何も感謝しないということではないが。

生まれた家は選べないし、向こうとしても産まれてくる子供は選べない。
まぁもともと私は産まれてくるべき子ではなかったのだろう。

普通の人が
「今日まで育ててくれてありがとう」
なら私は
「死ねって言われからかれこれ6年。死んでなくてごめんなさい」
と言ったところだろう。

もういいんだ。
これからは親に振り回されることなく生きていけば。

今までの都合の悪いことには目を瞑り
きれいごとだけ並べて感謝すればいい

今までありがとうございました。
無事卒業できました。
これから飛躍して参ります。