ベンチャー1人目QAの思い出_何者か定義編
ベンチャー企業にQA立ち上げの1人目として、切磋琢磨した日々を書いてみる。
書けること、書きたいことはたくさんありそうだが、あまり詰め込まずにのんびり書いていこう。
一番最初にやったことは、自分が何者かを定義したこと。
とりあえずこの会社ではQA業務を専任で行う一人目の人間だ。
なので、自分が何者で、何を実現するのかは、チーム内向けにも、僕自身の行動指針としても、なんとなく本能的に定義することは必要な気がしたのだ。
僕は、QAエンジニアやマネージャーではなく、QAディレクターってことにしよう!
単なる言葉なので、どっちでもいいっちゃいいが、なんとなくQAをディレクションするぞ!!!みたいない意気込みからそう名乗ってみた。
僕の考え方のベースとしては、QAという言葉を役割という捉え方はしていない。
QAは活動や文化、心得のようなものだと考えている。
企画の中にも、デザインの中にも、もちろん実装時もQAは存在する。
実機を触ってテストを実施するという行為は、手段の一つでしか無いのだ。
リリース後、ユーザー含め、サービスに関わる人々が豊かになれるなら、正直、誰が何をしてもいい。
そんな考えをベースに行動している。
ただ、一つだけ補足すると、一般的なQAフェーズの業務をデザイナーやエンジニアに押し付ける(単純に分散する)わけではない。
それではなんの解決にもならないし、チームがしんどい方向に行くだけだ。
ベンチャー企業の醍醐味でもある、イケイケGoGoな空気の中でどんなQA活動が行えるのか?探り探りなことも多く、悩みもあったが、
オレはQAをディレクションするんだ!!
という定義は、色んな場面で、脳みそを柔軟にしてくれたように思う。
もし、定義していなかったり、目の前の膨大な業務を真面目にこなすことから初めてしまっていたら、もしかしたら、今の僕は無かったかもしれないとすら思う。
些細なことなのだが、僕にとっては非常に重要なポイントな気がする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?