要件考慮漏れや仕様不明確部分への指摘
QAしていて、品質に対してダイレクトに効果を実感でき、僕自身も楽しめる仕事がある。
要件やデザインを見て、プロダクトを想像し、そこから見えてくる漏れや抜けを見つけだすこと。
また、別の角度からのアイデアを考え、より良さげな形を考えること。
実際に動くものが無いとソフトウェアの検証は確かに出来ない。
ただ、サービスやこれから生み出そうとするプロダクトを検討している段階でも、品質は作り込める。
特に、機能的に満たしているが、ユーザーにとっては使いにくくなりそうな箇所は、実装前には気づきにくい。
例えば、
「アップロードしたPDFを、スマホ上でプレビュー出来ること」
というような要件があったとする。
その場合、満たすべき機能は
PDFをアップロード出来ること
スマホでPDFのプレビュー表示が出来ること
になる。
しかし、ここに落とし穴がある。
プレビュー表示に対して、ピンチイン/ピンチアウト操作での拡大縮小が出来ないだけで、なんかめっちゃ使いにくく感じる。
もちろん要件にはそんなことは無い。
これは、結果的に追加開発になってしまう。
しかし、実装前の設計段階で、最初からピンチイン/ピンチアウトによる拡大縮小まで含まれていた場合、最初から想定して実装するので、いろいろ効率的だし、何より追加開発ではなくなる。
デザインであったり、要件定義書などで、ここまで表現されていることは割と少ないように感じている。
何のための、誰のための機能か?
誰に、何を届けたい機能か?
そもそもなぜこの機能が必要だと考えているのか?
この辺を、デザインやテキストを読んで想像し、頭の中でプロダクトを想像することが僕は好きみたいだ(仕事として実装したことないけど。。。)
エンジニアの手元にタスクが来る前に品質を作り込む。
僕の得意かつ、好きなQA活動。
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