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セパレートキーボードと僕とテレワーク

もう4年くらい前だろうか。

あれは、リリース前日。
なぜかCTO捕まえて、二人で半徹夜している時だった。

そんな中、少年のように目をキラキラ輝かせながらCTOが言った。
「これいいすよ」
そう言って、自分の手元を指差した。
僕のテンションもおかしかったのだろう。
ノー判断でメルカリでポチった。

リリースも無事終わり、しばらくして、家に届いた。

Mistel の MD600 US キーボードが。


早速使ってみる。

なじまない。

全然なじまない。

打鍵遅くなる。

仕事進まなくなる。

ストレス溜まる。

僕のタイピングは基本を無視していたからか、 B がいつも迷子になる

2日くらいで飽きる。

結果、セパレートキーバードに興味津々だった同僚に安く売った。

ちなみに、僕はというと、当時 HHKB US を使っていたことも有り、元の鞘にあまりにもすんなり収まってしまった。


月日が流れ。。。


時代はテレワークになった。

テレワークは不思議なもので、出社して仕事していた時より、机に向かっている時間が増えた。

同時に、肩こりが半端なくなるという地獄と向き合わなければならなくなっていた。

「あー首痛い。」

そんな時、ふとセパレートキーボードの存在を思い出した。

一度、盛大に挫折しているだけに、迷った。

でも、しれっと再挑戦することにした。

再び、メルカリでポチる。
当時よりちょっと値段が上がっていた。

数年ぶりのご対面 Mistel の MD600 US キーボード 

今回は、Karabiner-Elements も活用し、本腰入れる。

Backspaceの位置だけ、どうしてもEnterKeyの一つ上にしたかったからだ。

2日間、どんなに辛くても使ってみる。

「あれ、これ、いいんじゃね?」

1週間が経過。

「タイピング楽だし、肩こりがちょっと軽減してきたような気がする」

ここで、HHKBを手放す!
当時、HHKB type-s BT が発売され、購入して間もなかったのだが、
退路を断つ!!!
という、前回挫折した時の自分を乗り越える意思が強まり、暴挙に打って出た!!

これが見事にハマる!
もう、セパレートしてないキーボードには戻れないくらい、馴染んだ。


テレワークになり、普段は後回しにしてしまう些細な挑戦に、向き合うことが出来たからかもしれない。


いや、もしかしたら今まで、忙しいを理由に、色々挑戦しないくて良いという考えを正当化していたのかもしれない。

世の中、色々自由が無くなっているように感じさせるニュースも多い。

そんな時だからこそ、自分自身の中で起きている変化に目を向けてみた。
そしたら、昔より自由に行動するようになったと感じることのほうが多くなったかもなって思える出来事が割とあることに気づく。

そんな出来事の一つが、このセパレートキーボード話。

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