
ペットロスになるなとは言えない。
言えませんもの。そんなこと。
私たちだってなります。ペットロスに。
ですが、軽めのペットロスで乗り切れる可能性もあるよという読み物です。
命あるものには終わりがある
すべての命には、いつか終わりが訪れます。その事実を受け止めて生きることは簡単ではありません。
「命の終わりを考えるなんて無理だ」「不謹慎だ」という声もあるでしょう。
ですが、「看取る」「看取られる」ことは、避けることのできない大切な道です。特にペットの場合、それを受け入れ、最後まで責任を果たすことが「終生飼育」の本質だと考えます。
愛するペットの「その時」を定期的に考える
ペットが亡くなった時、自分はどう行動すべきか?頼れる家族や友人は誰か?プロに依頼すべきことは何か?
こうしたことを、少しずつでも考えておくことが大切です。
不安や疑問があれば、makunobaに相談してください。
必ずしも老衰で命は終わらない
ペットの命の終わりが「大往生」となるとは限りません。
若くして亡くなる場合もあります。たとえば、進行の早い病気や交通事故、医療ミスなど、突然の別れが訪れることも。
昨日まで元気だったペットが、今日いなくなってしまうかもしれない…そんな可能性も心に留めておく必要があります。
「備えあれば憂いなし」という言葉
昔の人が残したこの言葉は、現代にも通じる知恵です。
私たちは葬送の仕事を通じて、多くの経験から学びました。
「どうすればよいお別れができるのか」を考え行動に移してきた結果、この言葉の大切さを実感しています。
準備をしていない人ほど、ペットロスの深い苦しみを味わうことが多いようです。有名な精神科医の方がYoutubeなどでも指摘していたりしますが、命の終わりを考えない人ほど、いざその瞬間を迎えた時に大きな喪失感に襲われます。
わかってはいるけど、備えられない
という方の方が多いはずなんです、かといって。
それは心のどこかで逃げているかもしれないからです。
周囲の経験から学ぶ
ある女性は夫と愛犬との3人暮らしをしていました。
夫を亡くした際、死後に行う様々な手続きなどの忙しさで悲しみに浸る暇がなかったものの、2か月後に愛犬を亡くした時には、夫の時以上の喪失感を感じ大きなショックを受けました。
食事が喉を通らず日常のケアもおろそかになり、回復には長い時間を要したといいます。
ペットはかけがえのない存在だからこそ、心の準備が重要なのです。
私たち自身もつらい
私たちも、愛するペットの命の終わりに立ち会うことを想像すると胸が痛みます。たくさんの笑顔や涙を分かち合った家族のような存在を失うのは、本当につらいことです。
ですが、最後の瞬間まで責任を持ち、ペットに「この家でよかった」と思ってもらえるような生活を送りたい…そう考えています。
そのために今できることをリストアップし、元気なうちから少しずつ準備を始めることが大切です。
命の終わりがさらなる悲しみを生まないように
ペットの終わりを考えることは、人間の命にも通じます。大切なのは、命には終わりがあることを受け入れ、元気なうちから準備をすること。不安や疑問を感じたら、ネット検索ではなく専門家に相談してください。そして、もし私たちを選んでいただけたら、全力でサポートさせていただきます。
【おまけ】一度死んだと思った2024年
あまりあちこちで話をしていないのですが、2024年5月に駅構内のホームへ続く階段から転落し、両足を骨折しました。
転落直後から救急車で搬送をされ、救急で診察を受けている間の記憶が断片的にしか残っておらず、頭を打ったわけではないのですが今も完全に思い出すことができません。
転落して地面に叩きつけられた瞬間、謎に色々なことが「終わった」と脳内を巡りました。
日頃から家族の誰よりも死んでしまった時に備えて、ノートにさまざまな記録を残しています。このケガをきっかけにそのノートがパワーアップしたのは言うまでもありません。
骨折では基本的に命の危機にさらされません。
その後にボルトとプレートを入れる手術をしたため、今年の3月にボルトプレート抜去手術を控えています。
実は2024年5月から現在まで【走ること】ができていません。
下りの階段は手すりや人のサポートがないと怖くて降りることができません。
柴犬おばあの散歩は術後2ヶ月からできるようになりました。
ドーベルマンおじいの散歩は2025年に入ってからできるようになりました。
ですが、「急げ!」「逃げろ!」の時に走ることができないので他の誰よりも命を落とす確率が現在高い状態になっています。
リハビリ、がんばろう。
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