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[詩]対極

深く眠る大地
浅瀬でもがく思考

頑なな厚い雲
薄い濃度の筆跡

上空で待機する太陽
告知なく下方修正された閃き

背の高い柔軟な樹々
低い位置から叫ぶ声

長く居座る寒冷前線
盲目的な短い生涯

甘さを運ぶ風
辛い設定に渇く髄液

緩さが残る南中時刻
虚数へ向かう固い信念


辿り着きたい可変の結末

足跡ならば芯が濃い質感を

衝動に惑わされない一縷の趣

捻くれた主張より簡潔な宣誓を

残り半分の色彩感は無限

燃え滓にも潤った気概を

決意がひとつへ傾けば力が漲る

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