わたしが青年部にハマった理由

社会人になって、まじめにバカやって、まじめに議論できる友達ができるなんて思っていなかった。

ーー

わたしには友達がたくさんいます。

小学〜高校まで育った出身地ではもちろんのこと、進学先や会社でのお友達。

進学先が全国各地から人が集まる大学だったことに加え、
長いことやっていた陸上競技の試合で知り合えた友達が

全国にもちらほらいます。

だけど、社会人になって、
会社の人以外にふらっと会える、
新しいお友達はできなかった。

わたしの趣味は、カメラや旅行など、
一人や数名で楽しめてしまうタイプのものばかり。それが理由と言い訳したくはないのだけど、多分それもちょっぴり災いして、新しいお友達はなかなか増えなかった。

大学時代はみんな近くに住んでいたので不自由しなかったんだけど、
社会人になると、そうもいかなくて。

社会人2年目の頃、
通勤時間の長さ(90分)に耐えられず、
その時住んでいたつくばを飛び出し、
通勤時間が半分に減る 埼玉県八潮市に引っ越したのをきっかけに、

新しい地では、新しいお友達に出会うべく、
バスケットサークルに体験入部してみたり、mixiのオフ会的なものに参加してみたり、
近所のバーに通ってみたり、
自分なりに色々試してみたんだけど…

そう簡単に友達はできなかった。

特に思い入れがある地でもなかったので、
アパートの2年の契約更新をきっかけに、
当時 数人の友達が残っていた つくばに戻った。

つくばに戻ってからは、
少ないながら何人か友達がいたし、
日中は仕事だから、
寂しさを紛らわすには十分だった。

だけど、なんだろう、
この街に 生活している、という実感がなんとなく乏しかった。

そんな思いは抱いたままだったけれど、
日々の忙しさに追われ、
深く考えることはせずに会社員時代を過ごした。

時は過ぎ、
社会人生活6年目の冬 2014年12月にわたしは起業した。
起業とはいっても、別に会社を興したわけでもなく、
事務所を借りたわけでもなく、
税務署に個人事業主の届けを出しただけ。

雇用もしていないから 正確には創業だ。

フリーランスとして、今の事業の元になることを始めた。

そしてその二ヶ月後
つくば市商工会青年部に入った。

入ってすぐはもちろん、知り合いもいないから、
集まりに顔を出すのはドキドキしたし、
会話にもそんなに入れないし、
集まりがめちゃくちゃ楽しかったか?と言われると、まあ微妙だったよね。

でも、「この組織に参加する」、と決めたからには、
この組織がどんな人たちの集まりなのか、何をやっているのか、どんな思いでやっているのか、
それらをしっかりみなきゃ一緒に活動を共にできるのかそうではないのか、は判断できないと思って、
できる限り集まりや事業には参加した。

それに、参加して顔を覚えてもらえなきゃ、仲良くもなれないし。

初年度のわたしの事業への参加率は90%以上。

そんな風に、一生懸命参加しているとぽつぽつ話しをするようになり、
さらに、仕事も相談してもらえるようになった。

別に仕事が欲しくて入ったわけではなかったけれど、
やっぱり、相談されると嬉しかった。

そうやって、少しずつみんなと仲良くなり、
信頼関係も築けると みんなに会うのが楽しくなってきた。

でもね、青年部の人たちの会話は、
だいたいくだらない話。笑

異性の話とか下ネタばっかり。苦笑
場所が場所なら、今の世の中訴えられてもおかしくないような
セクハラまがいの話もあったりで、

それが面白いか、といわれると、
正直いうと、私の好む話題ではない。

でも、だからと言って毛嫌いするほどでもなかったし、
その場のメンバーが醸し出す雰囲気は好きだったから、
他にどんな話をするんだろうなーと思いながら、ふんふんと聞いていた。

そうやって、会話に参加していると偶に、あるんですよね。

組織の話とか、それぞれの経営の話とか。

くだらない話の合間に入る真面目な話。
(※ここでは、「くだらない」と何度もそう表現するけど、実際には飲みの場を温める誰も傷つけない楽しい話だとも思う。)

事業のこと。会社組織のこと。このまちのこと。

みんな、イベントや事業をやって、疲れて、飲んで、騒いで
って、何も考えてないようだけど、
実はめちゃくちゃよく自分たちの町のことを考えている。


ーー

体育会で生きてきたからか、わたしは、基本的に
責任感のある人たちが好きなんですよね。

何かうまくいかないことや、辛いことがあった時に、

誰かの所為とか、環境の所為とか、
その理由を何かのせいするのは簡単だけど、

それって全然面白くない。

不具合から、面白いことが生まれるはずなのに、
そこで思考を止めてしまう人があまり好きではないんですよね。


青年部の人たちは、

誰も、何かのせいにして愚痴ることをしない。

いや実際には、たまに愚痴は言うけれど、
でも、誰かのせいにして責任逃れはしない。

「あれがダメ」「これがダメ」じゃなく、
「じゃあどうしたらいいんだろう」という話になる。


そして、誰かが何かで困った時は、

「俺はこれができるよ」
「この人になら相談できるかもしれない」

みんなそれぞれのリソースを活用して、
仲間が困っていることを全力で助けようとする。


ーーー

彼らとの飲み会はいつも夜遅くまで続く。

その半分以上は、くだらない話だ。

だけど、私は、そんな彼らと、
くだらない話をするのが好きなんだ。


まとまらないけど、そんな感じ!

青年部の良さをもっと世の中に知ってもらいたいから、

これからもちょっとずついろいろ伝えていこうと思っています。

#商工会青年部
#青年部
#商工会
#まちづくり

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